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ここ数日、カーリングやってみたい熱に冒されている

カーリングが、熱い。
4年前の平昌オリンピックまではそのスポーツの存在すらしらなかったのに、今ではすっかり熱狂的な観戦者である。

残念ながら日常的になじみのあるスポーツとは言いがたい。
どんなリーグがあって、競技人口がどれくらいなのかも知らない。
もちろんオリンピック以外では観戦したこともないし、その機会もない。
もしかすると北海道では盛んなスポーツなのかもしれないが。

でもオリンピックだけで十分興奮している。
はるか遠いターゲットに向けた静かなリリース、ストーンの軌道を操るための激しいスイープ、そしてそれらを支える緻密な作戦。
動と静、身体と頭脳、すべてが盛り込まれたスポーツだ。

もちろん他のスポーツにもそれらの要素はある。
しかしたとえばサッカーのように常に動きながらすべての要素を並行してプレーするスポーツと違って、カーリングではそれらがすべて分解され、観戦者の前に順に展開される。
作戦→リリース→スイープと順を追って呈示されるプレーは、僕のようなずぶの素人であってもいっしょになって入り込む余地が大いにあるのだ。
ストーンがこの並びなら、ここを狙ってみたらいいのでは? などとエラそうに想像しながら観戦することができる。

何度も引き合いに出して申し訳ないが、これがサッカーなら、ただボールの動きを目で追うだけ、よくてプレーヤーの動きを眺めるので精一杯。
飛んできたボールに対する次の一手を素人なりに想像するチャンスがない。
そのスピード感がいいのだという向きがあるのは当然理解できるのだけど。

氷上のチェスと称されるカーリング。
まさに数手先まで思い描きながら、またそのイメージをチームで共有しながら進める、頭脳プレーもりだくさんのなかなか稀有なスポーツ。
なのに、ひょっとしたら自分にもできるかもと思わせる身近さがいい。

カーリング、やってみたいな。
室内でできるカローリング、ユニカールというものもあるようだけど、やっぱりちょっと違うような…

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カーリング場、身近にあったらいいのに。
ボウリング場を冬だけカーリング場にするとかできないかな。

ここ数日、カーリングやってみたい熱に冒されている。

(2022/2/18記)

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へんいち
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