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いったいどこの栗?

先日、とある物産展で驚愕の事実。
日本を代表する栗の産地からやってきた焼き栗屋、なんと使っている栗は「韓国産」。

休憩時間に調べてみたら、今や韓国は日本の3倍の生産量を誇る栗王国。
しかも糖度も日本の3倍高くておいしいのだとか。

いや、たとえそういう理由があるにしても、店名に国内の産地名を冠しながら、肝心の栗が隣国のものとは。
いやぁ、代表産地ならそこはガマンしようよ。
いやいや、ガマンどころかプライドもってガンバろうよ。

休憩終わって恐るおそる店の人に聞いてみた。
なんで韓国の栗を使うのかと。
そして返ってきた説明にその日二度目の驚愕。

うちが使てる栗はもちろん日本産やけど、加工賃の安い韓国にいったん送って、皮を剥いてもろてからまた日本に戻しとんねん。
最終加工地が原産国になるからどうしようもないわぁ…

韓国栗の三分の一の糖度の日本栗を韓国産と小さく表記し、そしてそれを国内有数の産地名を冠した店が販売する。
二重三重に誤解を生む原産国表示の法制にはたして意味はあるのか。
食品の安心、安全がどこに向かおうとしているのか、もう分からない。

(2011/10/7記)

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へんいち
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