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2000円札の、これからの居場所

ある大学のシンポジウムで村おこしの講演をしたとき、謝礼として包みをいただいた。
あとで開けてみると、2000円札が1枚入っていた。

久々に目にする2000円札。
発行当時、使いにくい、無意味だと散々な批判を浴びた2000円札。

しかし、包みから出てきたそれはまるで違って見えた。
実にオツな計らいに、これは1本やられたと感服し、明らかに額面以上の価値を感じ、心に深くしみた。

今はもう製造されていないらしい2000円札の、これからの居場所が見つかったようで少し嬉しかった。

(2017/10/19記)

チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!