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フリーランス談義が楽しくて

昨日、久しぶりに上洛した。
あるシンポジウムに参加し、聴講するためだ。

上洛前にランチは三宮で。
サロンでカットを終えたばかりの娘と落ち合い、高架下〈2Bros Pizza〉へ。

1ピース180円~という、NYスタイルのピザスタンドだ。

クリスピーなクラスト、トロ~リチーズ、盛りだくさんのトッピング。
え、うまい…
この店の存在は以前から知っていたが、リーズナブルすぎて大した期待をしていなかったのだ。
めっちゃうまいやん…

まだ三宮をうろつくという娘と別れ、一路京都へ。

参加したのは、京都大学の「Beyond 2050」。
京大の叡智を結集し、持続可能な社会を考えるシンポジウムだ。
毎回テーマを替えて開催されているが、今回は「京都大学が描く未来の食と農」というもの。

キャリコンとも編集ともぐるめぐるとも関係ない、純粋な自分への肥やし。
強いて言えば、愛媛20年間の村おこしでの取り組みに近いだろうか。
いや、強いて言えばどころではない。
僕も当時、『農業再生に挑むコミュニティビジネス』という本を出した。
まさに「食と農」を考え、村おこしに取り組んだのだ。
(まだ絶版にはなっていないので、興味ある方ぜひどうぞ)

シンポジウムではいろいろな学びを得た。
センセーショナルな情報もいっぱいあった。
いったん胸のうちにしまおう。
いずれスパークして役に立つ日が必ず来るから。

実は京都にはもうひとつの大切な用があった。
noterのジェッツさんと会うことにしていたのだ。

ジェッツさんとは、Kindle本『無職になった父さん それでも父さん』の制作をお手伝いして以来のつきあいだ。

京都と神戸は近いのになかなか会えずにいたが、昨日ついにようやく。
ジェッツさんは京都駅にほど近いビアホールを予約してくださった。

時間があったので、シンポジウム会場からビアホールまで歩く。

日なたは即死級だが日陰を選んで歩くと、風がとても心地よい。

〈BeerThirty〉到着。
薄暗い階段を下りきった地下に広がるビアホールは古い社交場の風情。

リアルジェッツさんとは初めましてだ。
挨拶もそこそこにジョッキを傾ける、傾ける…

ジェッツさんはサラリーマン生活を終え、フリーランスとしてやっていくべくもろもろの準備をされているところ。
ただ、多くのフリーランスがそうであるように、これからは自分のやりたいことをやるという決意と、いつまでもゆっくりはできないという焦りが同居したジェッツさんは今が踏んばりどころという印象を受けた。
何を隠そう、僕もそうだから。

でもジェッツさんからは次々といろんなアイデアが湧いて出てくる。
——こんなことしてみようと思う。
——こんなふうにしてみたらどう?
無尽蔵とも思えるほどのアイデアの持ち主だ。
もうそれさえあれば、きっと心配いらない。

2時間の飲みホだったが、楽しすぎておいしすぎて、あまりアルコールは強くないというジェッツさんも4杯、僕はたぶん6杯飲んだような。
京都から神戸まで、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、途中3回乗り換えているはずだけど、そのどれも記憶にない。
覚えているのは、ジェッツさんと交わしたフリーランス談義が楽しくてしかたなかったこと。
1人でやっているとつい不安になるフリーランスも、こうして仲間と未来を共有すればとてつもなく心強い。

そうそう、ジェッツさんは〈ぐるめぐる〉にも関心を持たれていた。
次はぜひ神戸でお会いしましょう。

(2024/7/20記)

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へんいち
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