コルビジェ_小さな家

巨匠の宝庫~スイスの建築 (スイスでワイン造ってるの? #14)

建築ファンにとってスイスはたいへん魅力ある国ではないでしょうか。。
ル・コルビュジェから最新モダン建築まで様々な世界的に有名な建築物を楽しむことができます。
今回はスイスワインにも関わりのある建築について綴ります。

世界最強の建築家「ル・コルビュジェ」
スイスワインの一大産地であり、ぶどう畑が世界遺産に認定されているラヴォー地区には、近代建築の巨匠、ル・コルビュジェ Le Corbusierが1923年ご両親のためにレマン湖畔に設計した住宅 「小さな家」( Villa Le Lac / La Petite Maison)があります。Vevey駅から徒歩でも20分くらいで行けますので、美しいレマン湖と急斜面に壮大に広がるぶどう畑を眺めながら、散歩がてら訪れてはいかがでしょうか(上の写真)

フランスとドイツ国境「バーゼル」

バイエラー財団美術館

私が取り扱っているワイナリーのヤウスリン(Jauslin)はバーゼル郊外に位置しています。建築ファンにとってバーゼルはヘルツォーク&ド・ムーロンやマリオ・ボッタ、レンゾ・ピアノの作品もあり、人気の高い街となっているようです。
レンゾ・ピアノ設計のバイエラー財団美術館(上の写真)の向いにはバーゼルのトップワイナリーの一つであるWeingut Riehenもあります。
この街ではライン川を横に見ながら、歴史を感じる建物と超モダンな斬新的な建築物の対比を楽しめます。

南スイスから世界へ「マリオ・ボッタ」
ティチーノ州ルガーノの郊外にあるワイナリーFATTORIA MONCUCCHETTOはマリオ・ボッタ設計のモダンなデザインです。私が訪れた際にも、大学で設計を専攻している学生がワイナリーの設計の勉強のために訪問していました。

画像2
FATTORIA MONCUCCHETTOの外観

マリオ・ボッタはこのワイナリー以外にも多くのワイナリーの設計をされているそうです。
彼の作品は幾何学的でシンプルなフォルムの建築が多い側面で、教会や修道院など自然との調和を感じさせる聖なる建築物もあり興味深いです。
ボッタの故郷でもあるティチーノ州、「セッテマッジオ」というワイナリーから私もとても美味しいワインを買い付けています。

建築ファンの皆様にもスイスワインをぜひ味わっていただきたいと思います。

巨匠たちの日本における建築
コルビュジェ:国立西洋美術館(東京)
ヘルツォーク&ド・ムーロン:プラダ青山店(東京)
マリオ・ボッタ:ワタリウム美術館(東京)
レンゾ・ピアノ:関西国際空港(大阪)

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ

www.vinumhelvetica.com


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