見出し画像

新アイテムへの想い(その1) (スイスでワイン造ってるの? #43)

スイスワイン専門インポーター「ヘルベティカ」は2021年に3期目を迎え、新たに2軒の造り手と7アイテムをラインナップに加えることになりました。
(タイトル写真は2021年8月2日時点の輸送船の位置です)

なぜそれらの造り手とアイテムをラインナップに加えたのか、ぼくの想いを新アイテム到着(2021年8月末予定)までシリーズで綴りたいと思います。

そんなん、儲けたいからちゃうの〜」って言わんといてや〜。

シーベ・ドゥフ (Siebe Dupf)

画像1

以前の記事でも綴ったとおり、起業前にワインを探しにスイス中を巡りました。
その時に出会ったワイナリーの一軒が「シーべ・ドゥフ」です。
(写真上は今では使われなくなったシーベ・ドゥフの醸造用樽)

伝統的なバーゼル地方のワインだけでなく、ユニークなワインも造っており、しかも醸造責任者(写真下)はヘルベティカ森本がスイスワイン輸入の天啓を受けたヤウスリンで醸造を担当してた人ではありませんか!

この醸造責任者の言葉が非常に印象的だったので紹介します。

ワインはぼくにとって赤ちゃん。人間の赤ちゃんはお腹が空くと泣くけど、ワインは泣かないのでひと樽、ひと樽注意深く見守ってあげる必要がある

かっちょエエ〜

画像2

このような人が造るワインを初年度から輸入したかったものの、いきなり多くのアイテムをスタート時点で扱うことに躊躇したぼくは泣く泣く輸入を見送りました。

「3期目の今がその時だ!」と思いつき、ワイナリーの責任者にメールしたところ、

忘れられてると思てたわ〜、もちろん輸出したるで〜」とのお返事が。

ええひとや〜(涙)

ぼくが選んでいるワインはその味はもちろんのこと、造り手の人柄やワイン造りの哲学に惚れ込んだものばかりです。

ではこのシーベ・ドゥフから今年お嫁入りしてくるかわい子ちゃんたちを紹介いたします〜

ブラン・ド・ノワール (Blanc de Noir)

画像3

フランス語で「黒の白」を意味する「ブラン・ド・ノワール」。
シャンパーニュ好きの方にはお馴染みの「黒ぶどう品種で造られた白ワイン」のことを言います。
シーベ・ドゥフ・ブラン・ド・ノワールはピノ・ノワールで造られた白ワインです。

メルロの白ワインが大好きなぼくは試飲をしたとたんに気に入ったのは言うまでもありません。

白ワインなのに赤ワインのような香りがほのかにあるこの1本は白ワイン好きの方も赤ワイン好きの方にも気に入っていただけると思います。

https://www.vinumhelvetica.com/product-page/BDN-2019

ケルナー (Kerner)

画像4

スイスというと寒冷地で、造るワインも「冷涼感」があるものが多いと思われがちです。
確かに冷涼感があるのは多いのですが、ぼく自身が「果実味」のある丸いワインが好きなので、弊社のラインナップには冷涼感のあるものが少なかったのです。(インポータとしてはあかんやん!

シーベ・ドゥフをラインナップに加えると決めた時に「そうや、冷涼感のあるケルナーを入れよう!」と思いつきました。

ワイン用ブドウ栽培において北限の地とされるドイツで生まれたブドウ品種、ケルナー。(ワイナリーのあるバーゼルでは「カーナー」と発音していました)
日本でも北海道で栽培されるなど、「冷涼感」あふれるこの1本。

ヘルベティカのラインナップがこの1本でリッチになりました〜

https://www.vinumhelvetica.com/product-page/KNR-2020

シーベ・ドゥフからはもう1アイテム「リ・パッソ」を入れることになっています。
https://www.vinumhelvetica.com/product-page/RPS-2019

リ・パッソについては別の機会につづります〜

ねっ、儲けたいからラインナップ広げたんじゃなかったでしょ。

みなさんご一緒に❗️「ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ〜

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ
https://www.vinumhelvetica.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?