合同会社ってなんやねん? (スイスでワイン造ってるの? #62)
弊社社名「ヘルベティカ」はラテン語で「スイスの」っていう意味はもうみんな知ってるよな〜
ほな「合同会社」ってなんやねんということで、今回は合同会社について綴ります。
「株式会社」や「有限会社」はみなさんもよくご存知だと思いますが、「合同会社」は聞いたことない方も多いかと思います。
「合同会社」は2006年に施行された会社法によって新たに設けられた会社形態です。
では「合同会社」は「株式会社」とどう違うんでしょうか。
ざっくり言うと、出資者と経営者の役割が分離されているかどうかです。(なんや難しそうやね〜)
出資者(株主)と経営者(社長や役員)の役割が分離されている株式会社では、出資者でなくとも経営者になることができます。
一方、合同会社は出資と経営が一体で、出資者でないと経営者にはなれないのです。
つまり、株式会社には「雇われ社長」はおるけど、合同会社には「雇われ社長」はおらんちゅうことや。
これで分かってもろたかな〜?
誰かと合同で会社作らなあかんというわけでもないので、何で「合同」という言葉が付いているのかはよう分からんけど、まぁお国の偉いさんが決めはったんやろね~(笑)
何で合同会社なんですか?
ヘルベティカの意味に次いで、よく質問されるのがコレです。
ズバリお答えします。
かっちょええからです❗️
Google、Amazon、Appleといった世界を牛耳っている会社の日本法人も合同会社。
「合同会社」やと、Amazonと肩並べてるみたいで、なんかかっちょええやん。
え、それだけ?
そんなわけないやん〜、ちゃんとした考えもあるからまぁ、聞いてぇな〜
脱サラして自分で事業を始めようとする人が最初に考えるのは、個人事業主で事業をするか会社組織にするかだと思います。ずっと会社組織に勤めていたぼくにとって、個人事業主ってぴんとこなかったので、会社組織にしようと思ったわけです~。
なんかかっちょええし、費用も安くつくんやったら、合同会社にしよか❗️
ということで、合同会社にしようと思い立ったのです。
起業時の苦労話は過去記事も読んでな〜
起業奮闘記(その1)
起業奮闘記(その2)
起業奮闘記(その3)
ちなみに合同会社を英語表記したらLLC (Limited Liability Company)となります。
格安航空会社 (LCC)とちゃうで〜 (笑)
役職名は何ですか?
取引先等への提出書類の「役職」欄に「代表社員」と記入すると、「正式役職名は何ですか?代表取締役ですか?」というような問い合わせを受けることがたまにあります。
株式会社やないから、そもそも「取締役」なるものは合同会社には存在せず、合同会社では経営者(株式会社の取締役)であり出資者である者は「社員」と呼ぶんです(へ〜っ❗️)。なので「社員」の代表として「代表社員」というのがぼくの正式役職名なんやで〜
ということで「正式役職名は何ですか?」と聞かれたら「代表社員です。会社法で合同会社の代表者は代表社員というんです」と説明するとまず納得してもらえます。
ほぅ〜、勉強になるな〜
CEO
ちなみに名刺には「代表社員」と印刷せず、CEOって印刷しています。
なんでかって?
そら、CEOってなんかかっちょええからや〜ん❗️
Appleのスティーブ・ジョブスやGEの中興の祖ジャック・ウェルチも「社長」って呼ばれず、「CEO」って呼ばれてたやん。
またそれか〜って言わんといてな〜
かっちょええだけが理由やないねんで〜。聞いて〜
名刺に刷る肩書きは正式な役職名(例:代表取締役など)の場合と、どのように呼ばれたいか(呼称)の場合があって、呼称の場合は「社長」でも「大将」でもぶっちゃけ何でもええねんよ。
名刺に「代表社員」って印刷すると、なんか学級長や親分みたいに思われそうやし、いちいち「会社法上、云々~」って説明するのも面倒やん。
そやからCEOにしました〜❗️
でも時々「社長」「社長」って呼ばれるねん。これはこれでまた違和感あるねんよ、実は。
これからはCEOって呼んでな〜