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スイスでワインを造っているの? #1 スイスワインへのいざない

はじめに

スイス&スイスワイン好きが高じて、ラヴォー、ヴァリス、ティチーノといった主要ワイン生産地やグリュイエール、エメンタール、アッペンツェールといったチーズ産地を含む26全州(+リヒテンシュタイン公国)を訪れました。総訪問回数は30回を超え、スイスワインのエバンジェリストを目指す自称日本No.1のスイス愛好家です。

このブログを通じてスイス在住時や旅行時に経験したこと、スイスワインの豆知識やスイスの人々、私のスイスへの思いを綴ってまいります。

スイスでワイン造っているの?

かなりのワイン好きの方でも「スイスでワイン造っているの?」と驚かれることがよくあります。
そうなんです、実はスイスでもワインを造っているのです。
紀元前3000年には既にぶどうが存在しており、その当時からワインが生産されていたと推測されますが、一般的には古代ローマ人がワイン生産をもたらしたと言われています。
スイスでは約15,000haのぶどう畑から792,000hl(ヘクトリットル)*のワインが生産されています。生産量は世界第22位でぶどう畑の面積は世界第20位とそう広くありませんが、九州とほぼ同じ広さの国土(41,285㎢)に対する比率では世界第10位です。**
フランスの年間生産量36,419,000hl*と比べるとかなり少ない量で、しかも98%が自国消費のため、スイス国外ではその存在がほとんど知られていないのです。日本では品揃えのかなり多いワインショップでも見かけることはほとんどありませんよね。
一方、スイスの人々はワインを愛する人も多く、スーパーマーケットのお酒売り場ではワインボトルがかなりの面積を占めています(写真はアールガウ州ラインフェルデンのスーパーマーケットのワイン売場)。

ではどのようなぶどう品種があってどんなワインが造られているのでしょうか。それは次回に!
これからの投稿を楽しんでいただければ嬉しいです。


* 出典:OIV(The International Organization of Vine & Wine: 国際ぶどう・ぶどう酒機構)
**出典:Swiss Wine(スイスワイン業界団体)


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