WSET Level2:講義ノート①学習要項3・主要品種(黒ブドウ)ー練習問題付き
WSET Level2を勉強するのに、公式テキストは情報は十分だし読み物としては面白いのですが、出題されるポイントの抽出が難しい印象です。
この記事では、学習要項に従って、公式テキストの内容を勉強しやすいように再構築していきたいと思います。
また、勉強のサポートになるオリジナルの表と、74問の練習問題を黒ブドウ分野について作ってみました。記事の最後に、74問の中から20問が出題されて、スマホやPCで回答できるCBTを付けましたので、是非ご活用ください!
WSET Level2に関する記事をこちらのマガジンに連載します。是非、ご覧ください!
まずは学習要項のおさらいから。
学習要項3の概要
Specification規定を読み直してみましょう。
学習要項3はテキストの8項目(品種)が該当します。
黒ブドウ
ピノ・ノワール(6)
メルロー(14)
カベルネ・ソーヴィニョン(15)
シラー、シラーズ(16)
白ブドウ
リースリング(8)
シャルドネ(10)
ソーヴィニョン・ブラン(11)
ピノ・グリージョ、ピノ・グリ(12)
テキストの章が分散していて、情報も本文の中に散らばっているのと、品種の情報と地域の情報が混じっているので、試験に向けて各主要品種の情報を再整理していきます。
この記事では、主要8品種のうち、黒ブドウ4品種を取り扱います。
※白ブドウはこちらです!
ピノ・ノワール
テキスト第6章(P46~P50)。ブルゴーニュのワインで有名な品種。有名な「ロマネ・コンティ」やDRCもピノ・ノワールから作られています。酸味が高く、タンニンが少なく、色も透明感があるのが特徴。シャンパンにも使われています。
品種の特徴
気候:冷涼か温和
色:淡い~中程度
酸味:高い
タンニン:少ない~中程度
ボディ:ライト~ミディアムボディ
風味:イチゴ、ラズベリー、レッドチェリー
樽熟成:スモーク、クローブ、ヴァニラ
瓶内熟成:林床、キノコ
主要な生産地とスタイル
ブルゴーニュのスタイル
酸味が高くタンニンが少ないライト~ミディアムボディの辛口赤ワイン
カリフォルニア
ピノ・ノワールの栽培にはやや温暖すぎるが、海からの風の影響で一部の地域で栽培されている。オークの風味と第三アロマ(林床 、キノコ)が発達する。
ロス・カーネロス
ソノマ
サンタ・バーバラ・カウンティ
オレゴン
カリフォルニアの北に位置し、カリフォルニアよりも冷涼なため、良質なピノ・ノワールの栽培に適する。オークの風味と第三アロマ(土、キノコ)が発達する。
チリ(カサブランカ・ヴァレー)
太平洋からの海風と朝霧で冷却されるため、良質なピノ・ノワールの栽培に適する。ハーブのようなニュアンスが特徴
南アフリカ(ウォーカー・ベイ)
沿岸地域が冷涼で、良質なピノ・ノワールの栽培に適する。
オーストラリア
オーストラリアは全体的に温暖だが、一部でピノ・ノワールに適する気候の地域がある。スタイルは多様。
ヤラ・ヴァレー
モーニングトン・ペニンシュラ
ニュージーランド
ピノ・ノワールはニュージーランドで最も多く栽培されている黒ブドウ品種。
マーティンボロ
マールボロ
セントラル・オタゴ
強い果実味、ミディアム~フルボディ、中程度のタンニン、熟成ポテンシャルが高い
メルロー
テキスト第14章(P76~P79)。中程度の酸とタンニンで、ボルドーでカベルネ・ソーヴィニョンとブレンドされることでも有名な品種。
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