WSET Level1を確実に合格するために必要なこと
私がワインを勉強しはじめたときに、”1日で終わる&国際的な資格が取れる”というのに惹かれて、WSET Level1を受講しました。
結果的には、70点以上で合格のところ、93点で合格できました!
が、しかし、個人的な感想としては、想像してたのよりも難しかったです。
というのも、ワイン愛好家であれば常識なのかもしれませんが、出てくる品種や地域に馴染みの無いものもそれなりにあったからです。
私の場合は、受講前にワインエキスパートの教本で、ワイン概要やフランスの一部について読んでいたので、ある程度は事前知識がありましたが、事前のインプットが無かったら危なかった気がしています。
実際、サンセールやリオハは馴染みが無くて試験に出ても答えられませんでした。
WSET Level1は、講義と試験が1日で完結するので事前準備ができません。WSET Level1に落ちた方もいらっしゃるようです。再試験にもお金がかかるので、確実に合格できるよう、ある程度の予習をした方が安心だと思います。
※予習用コンテンツを作りました!
この記事では、WSET Level1の学習内容を少し深堀りして、予習の方向性を考えていきたいと思います。
WSET Level1はどんな試験か?
WSETには講義や試験の内容を定義したSpecificationという文書があり、WSET Level1の内容を知るには、これを読み解く必要があります。
Specificationの内容については、こちらの記事で詳しく解説しています。
WSET Level1で予習しておくべきポイントは?
WSET Level1の内容は、大きく分けるとブドウ品種と「ブドウ品種以外」になります。
「ブドウ品種以外」の内容は予習不要
「ブドウ品種以外」の部分を具体的に書いてみると、
ブドウの実と味の対応
成熟によるブドウの変化
アルコール醗酵の仕組み
ワインの醸造プロセス
気候がブドウ・ワインに与える影響
ワインの保管・抜栓
料理との相性
といった感じです。「料理との相性」はやや暗記が必要ですが、それ以外の内容はワイン一般の基礎的な内容。講義中に先生が丁寧に教えてくれますので、それをしっかり聞くだけでも十分回答できると思います。
心配な方は、紫貴あき先生がENOTECAで書かれている、こちらの記事が内容もしっかりしている(WSET Level1より詳しい)ので事前の予習用としてはオススメです。
ブドウ品種の内容は人によって不安も
ブドウ品種は出題内容がやや広く、下記の8品種について、香りと味わいの特徴、それに対応する地域が含まれます。
白ブドウ
シャルドネ
ソーヴィニョン・ブラン
ピノ・グリージョ
リースリング
黒ブドウ
カベルネ・ソーヴィニョン
メルロー
ピノ・ノワール
シラー/シラーズ
また、典型的な特徴のあるワイン(生産地域/アペラシオン)として下記が出題範囲です。
白ワイン
サンセール
シャブリ
ブルゴーニュ
赤ワイン
ブルゴーニュ
ボルドー
スパークリングワイン
シャンパーニュ
上記以外にも、リオハ、キャンティ、コート・ デュ・ローヌ、ソーテルヌ、シャトーヌフ・デュ・パプ、ボージョレ、といったワードも出てきます。
私はWSET Level1が初めてのワイン講座で、当時はまだ特に白ワインがあまりよくわかってなかったこともあり、講義だけでは記憶が追いつきませんでした。(サンセールを知らなかった笑)
品種でどんなことが問われるかというと、
「青ピーマンの香りがするのはどの品種?」
「タンニンが少ないのはどこ?」
ざっくりと書くとこんな問題でした。青ピーマンは分からない笑
品種と地域の知識を予習しよう
次回の記事では、私のWSET Level1受講経験をもとにした予習用コンテンツを公開しようと思います。
⇒予習用コンテンツを作成しました!
講義ノートには詳しめにブドウ品種の学習ポイントを解説していますので、ぜひ読んでみてください!
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