身体表現の素晴らしさ光と闇〜フィギュアスケートを観て〜
こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。
さっき、世界フィギュアの男子シングルで宇野昌磨選手が金メダルに輝いていました。
昨日は、女子シングルで坂本花織選手が金メダルを獲得し、日本勢で初の2連覇とのことでした。
直前の選手の完璧な演技のあとでプレッシャーのかかる中、ミスもとっさにカバーして加点につなげる機転の良さもスゴイなぁと思いました。
今まで名だたる選手たちが金メダルを獲得して来ましたが、自分の調子だけでなく、相手選手たちも練習を積んでくる中で勝ち抜くのは本当に素晴らしいです。
感動的な演技でした。
それに、現在、ロシア勢がフィギュアスケート界から締め出しをされているので、ライバル選手たちも減り、運も良かったのかなぁと思います。
運を味方に出来るのも実力の内ですね。
今後も素晴らしい演技を観せていただきたいです。
前回の冬季オリンピックでロシア女子フィギュア選手がドーピング疑惑を受けていましたが、いまだに決着が付いていないようです。
選手たちは、ただ一生懸命にコーチの言う通りに練習して、少しでも良い演技をすることに集中しているのに、その努力もドーピング疑惑で水の泡になってしまいます。
華やかに見えるフィギュアスケートですが、その裏では大人たちの思惑が飛び交っているように見えます。
そういえば、アルベールビルオリンピックの銀メダリストの伊藤みどりさんが、いまだにアクセルジャンプが飛べると話題になっているようです。
40代後半まで公式戦でダブルアクセルが跳べて、今は、またシングルアクセルを飛べるようになれたそうです。
元祖トリプルアクセルのレジェンドですが、いまだにアクセルジャンプが飛べるなんて、鍛錬に鍛錬を重ねた方は、いくつになっても身体が覚えているのでしょう。本当にスゴイです。
フィギュアスケートやバレエなどの身体表現は、衣装代、練習場所代、コーチ代など、お金がかかる割に収入は厳しいと聞きます。
ロシアのフィギュアスケート界では、メダルを取ると報奨金がスゴイという話を耳にします。昔は、一生不自由しない生活が出来たとか。
だから、何としてでも勝ちたいという執念につながるのでしょうが、ドーピングで締め出されてしまったら、元も子もないです。
それに、スケートが終わっても、その後まだまだ人生が続いていくのに、10代の身体が出来上がる途中で薬物を使ってしまったら、今後の人生にも影響が出るのではないかと思います。
身体を取るか、お金を取るか、そんな本来は秤にかけることが出来ないものなのに、計ろうとするところに闇を垣間見ました。
絶対に身体だよ、と言えるのは、豊かな日本に暮らしているからなのかなと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。