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野生の世界は弱肉強食〜巣から落ちたヒナを見守る親鳥の愛〜
こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。
今日、小学生が道端に落ちているカラスのヒナを見つけ、その近くで鳴いている親鳥?に向かって、怒っている姿を見かけました。
「何で親なのに子供を助けないんだ!」
小学生の子供は、そうやって大声で親鳥に向かって怒っていました。
確かに、一見すると、このひな鳥は弱って動くこともできずにいます。
人間が近づいても目をパチパチさせて呼吸するだけで飛べずにいます。
でも、野鳥の生態では、この光景は当たり前のようでした。
こちらは、スズメの子育て動画ですが、野鳥の世界では、ヒナは完全に飛べるようになる前に巣から出て地上に降り立つようです。
子供が一人でエサを取って飛べるようになるために、あえてエサの量を減らして巣立ちさせ、親鳥は上から見守っているそうです。
兄弟が多いヒナだと、兄弟に追い出されて巣から落っこちてしまい、ケガをすることもあるようで、それでも、親鳥はケガをしたひな鳥を助けずそのまま見捨ててしまうこともあるみたいです。
野生の世界は弱肉強食のため、弱ければ他の動物に食べられ、自分でエサを取れなければ飢え死にしてしまいます。
いつまでも巣の中で口を開けて親鳥が持ってくるエサをパクパク食べるだけでは、生まれた目的である子孫繁栄も果たすことが出来ません。
小学生の子供は親鳥が近くにいるのにひな鳥を助けないことを文句言っていましたが、もしかしたら野鳥の方が愛が深いのかもなぁと思いました。
野生の中で生き延びる大変さを伝えることが出来なければ、このひな鳥は、すぐに死んでしまいます。
厳しくしなければ、ひな鳥は甘えて自分でエサを取るようになれません。
野生の中で生きる術を身につけさせるためには、動けないからといって甘やかしてはいけないのです。
人間の世界は、子供が転んでいたらすぐに助けて保護することが当たり前になっているように思います。
それだけに、助けてもらうこと、保護してもらうことが愛のように感じてしまいますが、それが、ある意味、被害者意識の根源になっているような気もします。
自分の力で立ち上がるという成功体験、生きていく強さをプレゼントしている野生の鳥は、人間よりも真の愛を知っているのかもしれません。
相手の力を信じることが出来るからこそ突き放せるとも言えるので、野生の力はすごいなぁと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!