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こんな時だから、観る目を養いたい。今年初の桜を観て思ったこと。

札幌は今年初めて20℃を越えるのかな?暖かい1日になりそうです。

外に出るのは食料品や生活雑貨を買い物に行くぐらいになって1ヶ月と少しになります。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?鵜沼です。

そんな中用事があったので久しぶりに街を歩きました。

札幌も桜の開花宣言が出て、ボクが大通公園を横切ったのはその前の日。

桜が咲いていた。

いつものGWなら友人とお花見をしたり、実家のある道東に帰ったりしていますが、今年はそんなことは当たり前のようにありません。

少し桜の木に足を止めた後、すぐに次に観たいだろう人のためにその場から立ち去りました。

いつ観ても心の奥の懐かしさに触れられるような花から離れながら、来年の今頃は去年のことを忘れて桜を観たいなと思いました。

時間が経つと忘れていけるから人は生きていける。そういう脳の構造になっているそうです。

そうしないと人は生きていけない。

ボクらが経験したことのない未曾有の危機は今回のコロナウイルスだけではなく、歴史の中にもたくさんありました。

たくさんの犠牲者の方々がいて、世の中を変えてしまうような出来事たち。

その度に人類は粘り強く打開策を見出し社会を動かしてきました。インターネットもSNSもない時代に。

その頃の情報の伝達方法は少なく、質は貴重で、発する責任は重かったはずです。

人々を正しく導くためには慎重に、正確に届くように整備されていて、発信する側の質が高かった。

でも今はたくさんの情報を簡単に得られることができます。

反面、情報の重みが軽くなり、責任は希薄になり、踊らされたり、惑わされたりするようになった。

だから、質のいい情報を得て、抽出してしっかりとした選択をすることが必要になった。情報の受信側に責任がシフトしてきています。

声の大きい人の情報とは別に、今までは聞こえて来ることがなかった知恵や機智に溢れた言葉も届くようになりました。インターネットやSNSで情報が自由にもなった。

一部のメディア情報だけではなく、自分たちで情報を発したり受けたりできるようになったから。

好きも嫌いも、行くも行かないも、やるやらないも、自分で選べるようになったいい時代だとボクは思っています。

いい時代を軽やかに生きるためには観る目を養うことだとボクは思います。

それはボクがソムリエとして毎日ホールに立っていた時に必要とされた力でもありました。

おかげで今はこの困難な状況でも慌てず過ごせているかなと思うので、観る目を養うコツを少しシェアしたいと思います。

レストランには、いつものお客さま、新しいお客さま、デートや接待、友人同士の会食、様々な人が様々な状況で同じ空間に供します。

そこでそれぞれが楽しい時間を過ごせるようにお手伝いをするのがサービスというお仕事です。

千差万別のお客さまに楽しんでいただくためには、自分を観る目、相手を観る目、周りから観る目が必要だと思っています。

具体的に言うと自分の力量とか、相手との信頼度や関係性、目に見える情報の量や質、環境や状況などを具に把握してその日のサービスを組み立てることが必要だからです。

情報を見過ぎて縮こまることもあるのですが、より良い時間を過ごしてもらうためには型通りにはいかない事の方が多いし、みんな同じサービスな訳にはいきません。

だからいつでも変化に対応できるように状況を観察して、最善になるように選び行動することでお客さまに喜んで頂いてきました。

そういう風に変化を前提として考えると、柔軟に多様なことに対応できるようになると思います。

今はステイホーム。自分を観つめ直して、大切な人のことを考えて、状況を把握しようとする時間はたくさんあると思います。

今は大きな変化の時だから、今年の、この、GWは、一日でいいからお家でそういう時間を過ごしてみることをオススメしたいと思います。

あと、もうひとつだけ。

北海道の経済番組で「白い恋人」で有名な石屋製菓の石水社長が今回のこのコロナウイルスの問題を受けて

『「今だけ金だけ自分だけ」にならないようにこの問題に取り組みたい』と仰っていました。すごく含蓄のある言葉で感銘を受けました。

コロナウイルスに対して何か大きなことができるわけではないけれど、自分の目でしっかりと判断して、今自分にできることを粛々としていきたいと思います。

春にしか観られない桜の花。今だけの花。

でも桜は来年も観ることができる。そう信じたい。

今は桜を観て「綺麗だな」と思える自分や家族や友人たちのことを大切に思って、深く考えて行動を決める時期だと思います。

ボクも今日観たい花はあります。でも今は離れて観る、そんな時もあるわけです。

でもこんないい時代だし、未来を信じているから。ボクは待ちます。

冬が終わり十四の花が咲き始めた今日は大切な人が生まれた日。

よく観る目を養って自分に何ができるのかを決められる人になってほしいと思います。

お誕生日おめでとう。

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鵜沼 聡志 ソムリエX
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