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飲食店でSNS活用をしたいのに続けられない人に考えてみてほしい方法。

SNSで集客できるようになるための第一歩は、なによりも慣れること。1日のスケジュールの中でその時間を見つけてまずは慣れる。

こんにちは、鵜沼です。

北海道の小樽に巴寿司というお寿司屋さんがあります。

小樽の寿司屋通りから少し離れたところにある一軒家で、カウンター8席とテーブル席が数席のお寿司屋さんです。

地元の人たちから「最高の腕だ」と評判の大将、ホールは大将の奥さんが中心に切り盛りして活気のあるお店です。

常連の人も「まさしく天下一品の味!」と褒めるトロをはじめ、大将が毎朝早く高島漁港に仕入れに行く新鮮なネタは舌の肥えた地元の人たちも満足する評判のいいお寿司です。

というのはフィクションで、今マンガZEROというアプリで中学生ぐらいの時に読んだ「将太の寿司」を読み返していて、巴寿司はそこに出てくる架空のお店です。

ミスター味っ子を描いた寺沢大介さんが原作

その巴寿司を取り巻く問題から、息子の将太(主人公)が寿司の修行をしていくことになるところから物語は始まっていきます。

ちなみにこの漫画、ものすごくお寿司を食べたくなるんで気をつけてください。笑

この巴寿司、作品の中で大企業のお寿司屋さんから妨害を受けて突然集客ができなくなるわけです。(理由は今回のブログとは関係ないことです。)

ここを読んだ時に、お客さまが減った巴寿司にどんな集客方法があるんだろうなって考えたんです。

まず最初に思い浮かんだのは、街のお寿司屋さんだから広告などにお金はかけづらいだろうなって思ったんです。

巴寿司はこんな感じ

少し前に飲食店経営者の9割が集客に対して悩みがあるという話を聞いたんですけど、手始めにやるのが無料のSNSだそうです。

Faecebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、Youtube(ユーチューブ)、ちょっと違うけどLINE@(ラインアットマーク)やブログを始めるそうです。

でもその悩みが更なる悩みを産むことになります。

始めるけど結果がすぐ出ないのでやめていく人が多い。

そもそも「広告」として使おうと思っているから(ここのところの詳しい話はまた別の時に)というのもあるんですが、そもそも投稿することが続かないのも原因の1つです。

それは、飲食店の人たちが忙しいからってこともあると思うんです。

ボクにもこんな経験があります。

レストランにいた時は、こんな1日でした。

14時から仕込みや準備をはじめて、17時ぐらいに「まかない」を食べて18時にオープン、24時まで営業して片付けして帰る。

正直、これでも飲食店では最低ラインの仕事時間だと思うんです。

現場はやっておくことが多くて結構時間がないですよね?

それでもボクは手が空く時間を探しました。

店に着くまでの電車の中、まかないを食べた後、予約のお客さまが入ってくるまで、メニューを全部出し終えたあと、仕事が終わってから帰るまでの時間。

さらに出来たらネタもあらかじめ考えておく。

そういうSNSをする予定を立てられるスキマ時間があるということを見つけたんです。

そうやって日々自分のことを発信し、友人やお客さまとSNSで交流していたおかげで、ボクのことを知ってくださっているお客さまが、たくさん来てくださいました。

職場が変わり、前にいた職場とは全然違う遠い土地で、値段が高いレストランにも関わらずです。

きっと同僚たちは「どうして馴染みのない土地なのに、鵜沼のお客さまが来るんだろう?」って思っていたと思います。

これがボクの実体験。ボクはレストランでしたけど、お寿司屋さんだとしても同じじゃないかなと思うんです。

和食もものすごく仕込みが大変

個人の飲食店の集客を考えている人でSNS活用をしてみたい方へのおすすめは、この決まっている予定の中でSNSを投稿したり、友人やお客さまとコミュニケーションすることが出来る時間を探してみることです。

スマホでゲームをやる、漫画を読む、ニュースを見る。

色々楽しみたいことはあると思うけど、SNSの優先順位を上げてみること。

これが販促や集客の基本中の基本「知ってもらうこと」への第一歩だと思っています。

はじめはスケジュールを組んで自分なりの形ができるまで三ヶ月ぐらいやってみる。

いろんな事件が起こる将太の寿司の修行から比べたら全然簡単だよって思う。

SNSを集客につなげたいのなら学ぶ前に慣れておくことが大切だと思うのです。

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鵜沼 聡志 ソムリエX
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