3/13 今日学んだこと
今日のテーマ オーク木樽、シーズニングかトースティングか
みなさんこんばんはチコリです🥬
今日はとてつもない嵐でしたね!雨がザーザー降ってました!!みなさんのお住まいの地域はどうでしたか?TVやインターネットの情報を確認して土砂災害とかにも気をつけましょう。この機会に災害のための備えを見直すのもいいかもしれませんね!
さて、今日も元気にアウトプットしていきましょう!
今日のテーマは木樽の第三弾!シーズニングとトースティングについてです!
それでは、いってみましょう🙋♂️
木には水分はあってはならない!
製材したばかりのまだ切ってまもない木材は水分を非常に多く含んでいます。よく、BBQや焚き火をするときに生木は燃えにくいとか言いますよね?あれも水分量が関係していると言えます。
水分を含んだまま、木樽を作ってしまうと徐々に水分が蒸発することによる変形、収縮、破損などが起きてしまいます。
そのため、木樽を作るときには必ず木材は乾燥させなければなりません。
ワイン用の樽を製作する場合は、板状に加工した状態で含水率が15%くらいになるまで乾燥を行います。
この作業を行うことで、木独特と青臭いような香りがワインに映るのを防ぐ作用があります。そのため、ワイン用の木樽は最低3年以上乾燥させるのが一般的です。
また、近年の研究によって乾燥中にもともとその木材を住処としていた微生物によって複雑な化学反応が発生し、ワインに洗練された風味や複雑さや深み、滑らかな余韻が持たされることが判明したのです。
焦げがうまいのよ、トースティング
乾燥を終えた木材は樽の形に組み立てて、トースティングの工程に入ります。
このトースティングの工程を経ることで、完成した樽からは豊富で複雑な風味が与えられます。
先日の記事で紹介したように樽発酵の利点としてワインにバニラ香をつけるという項目があったと思います。その作用は、このトースティングなくしてはあり得ないのです。
このバニラの香りは、木材に含まれるリグニンという化学物質が加熱されることで分解され、バニリンという物質が生成されることで発生します。
また、他にも熱分解によって生成せれる化学物質は多く存在していて、代表的なものとしてヘミセルロースが挙げられます。
この物質が加熱されることで、トーストしたパン、キャラメル、ココア、コーヒー、ピーマン、ローストアーモンドなどの香りが付与されると言われています。
他にも、燻製のようなスモーキーな香り、コーヒーのようなロースト香、クローブなどのスパイスなどさまざまな香りもトースティングの熱によってもたらされます。
上記に挙げたように、トースティングによって様々な香りが得られます。しかも、これは樽をどのくらい焦がすかによってワインにどのくらいこれらの香りが反映されるのか変わってきます。
しかし、過ぎたるは猶及ばざるが如しというようにあまりこれらの香りが強すぎてはワイン全体のバランスが崩れてしまうのでやはり調整がとても重要ということがわかります。
まとめ
シーズニング、トースティングともにワインの樽発酵に欠かせない重要な工程で複雑性を増加させる効果がある!
それでは、今日もこの辺で👋
おやすみなさい🌜
チコリ🥬