ビンガは頻伽たちの巣
【呑屋日記4/5】海外出向を希望していたK君が今夜日本を発つ。世界を旅してきた彼はジョージアにも訪れたことがあり、クヴェヴリワインを愛する知的好奇心溢れる20代。
「近所にビンガがあったおかげで文化的な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。」と歴史ある銘菓をプレゼントしてくれた。
彼と彼女はいつも津々浦々の名産やしらないことを教えてくれた。好きなものが好き、知りたいことを知りたい、という無垢な感性で頻伽のことも愛してくれていた。
またひとり旅立ちのお別れを告げに。
寂しいより頼もしい気持ちのほうが大きい。
彼の戸惑いや迷いもみてきた。
けれど意が決まってからは凛とした空気と朗らかなムードを併せ持ったように感じていた。
殻を破っていく若者たちの挑戦や姿勢に共鳴共振する春。
旅立つ鳥たちのおかげで巣である頻伽はワールドワイドなネットワークとなり意識は拡大する。
わかれがあれば出会いもあり。
カナダから一時帰国の青年をKさん達が連れてきてくださった。
彼の話がとても面白く、寸分の無駄なく情景状況を現地リポートするように喋る。
ひとつのキーワードから世界からの多面体な目線で語る体感エピソードはたのしすぎてひきこまれました!
ほんとにKさんの連れて来てくださる方々は面白い。
そして忙しい仕事の合間に来てくれたY君。彼は美味しいお酒をのむとにこにこと顔がほころぶ。モーリシャス島のラムを寝酒によくねむれたかな?
ラストは福生から阿佐ヶ谷に越して来たばかりの青年が、地元富山の青年を連れて2回目のビンガ。
ファッションやアート、アンティークにときめく彼と、日本のヴィンテージ車にときめく彼。
20代と50代、好きなものが似てるとまるで世代関係なく楽しい会話ができる。
彼らはレコードの音をいたく気に入ってくれて、メリー・ホプキンの可憐で麗しい声を3人で聴き金曜の夜を終えました。
珍しく男性ばかりの頻伽でしたが、感性が近ければ男も女も関係なく、こころのふれあいができる。
みなさまのあたたかな心にふれて頻伽は幸せです。ありがとう。