さよなら初代国立劇場
【呑屋日記9/5】朝一で国立劇場へ。人生初の『文楽』観劇。す、す、すごかった!人形が、太夫が、囃子が、舞台が!
なんとも不思議な異空間にいざなわれ、日本人DNAが騒ぎ出し毛穴が開き身震いしました。
菅原伝授手習鑑。
圧巻は天拝山の段。
すべての策略をしったとき、、、
火を噴き髪を振り乱し天拝山の山頂で雷神と化す菅原道真
怪し恐ろし〜〜!!と四段目の幕が降りた時にはもう失禁寸前でしたっ!
その興奮のまま、頻伽開店。
たまたま文楽好きのピピネラご夫婦がご来店くださり、さらに興奮!
ピピネラママと人形の動きを真似したり、太夫を習ってみようとした話などお聞きしたり。
狂言の世界観をわかちあうことができて嬉しかったです。
わたしの父方の祖先が江戸時代に寺子屋をやっていたと父からきいてから、天満宮をみつけると手を合わせるようになったり、祀られているところで写経をしたりするようになったのですが、
学問の神様であり、梅を愛し歌を詠み、知性と教養に溢れた穏やかな人格者というイメージの菅原道真がなぜ怨霊といわれたのかなあ、無実の罪をきせられたからなのかな、くらいしか知識のなかった私。
文楽をとおしてその経緯を伝統芸能のお芝居で理解することができ嬉しかったです。
神の荒御霊と和御霊、幸みたまと奇みたま。そのあたりをふたたび勉強してから寝ました。
はじめての文楽が菅原伝授手習鑑だったことのご縁もありがたし。
M先生、Kさん、たいへん素晴らしい機会をくださりありがとうございました。