酒場というコミュニティ
【呑屋日記8/17】咲夜の口開けは「家の鍵を忘れたの」とK子女史。外出中の同居人と頻伽でまちあわせ。
ジンをのみながら帰省中の出来事を心地よい語り口と目線で話してくれる。
声色が情景を浮かびあがらせつい聞き入ってしまうほど彼女の話はいつも面白い。
ほどなく神楽坂で呑んでたパートナーが到着。ここからは夫婦漫才へとステージがかわり私は寄席をみにきたお客さんと化しました。あゝたのしい。
そこへ大きなお目々を輝かせながらピョコンとたまちゃん登場。
と、同時にたまちゃんの師匠である詩吟のさっちゃん先生から私にLINEが入る。
「たまちゃんが今いくので酒を一杯で、2杯までなら大丈夫」的な内容。
お!これはきっと明日詩吟の大会なんだな、と察知した私はおまかせくださいと返信。
「えへへ、さっきまでさっちゃん先生とのんでたんだけど頻伽にいきたくなって先生と一杯だけって約束して来ちゃったあ」とにこにこ。
「はい、はい、DM来てますよ〜、〆の一杯だけね」
ところがカウンターのメンツがメンツなんで盛り上がり一杯が二杯へ。
わたしはたのしく酒をのむ子にはあまい。大盛り一杯という事にしておこう。
すると今度ははじめてみる顔の青年が扉をあけて入ってきました。
止まり木の酒呑鳥たちが出迎え頻伽の酒の良さ場の良さを伝えたり、彼の気持ちをほぐそうと言葉や気持ちをかけカウンターは和やかに。
私も彼の酒旅の冒険をたたえながら、京都、山梨、石川のジンを堪能していただいた。
こうゆう若者達がいるから仕入れの酒選びが楽しくなる。
そこへたまちゃんのだんなさまがお迎えに来てくれた!よかった!さっちゃん先生との約束もあったし明日は詩吟大会だしね!
今頃お着物きて吟じてるたまちゃんにエールをおくりながら。。。
人々が生活する暮らしのなかで、
家や仕事場のあいまに心通う癒しスポットがあること。
家族でもなく仕事仲間でもないコミュニティがあること。
そんな場がよりたいせつになってゆくとおもう。
そしてそこには私利私欲や損得勘定やべたっとした想念が微塵もないように場を整えていくのが私の役目のようなきがします。
頻伽愛にあふれるひとたちのオアシスでありたい頻伽です。
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