あまおういちご酢仕込み〜胸いっぱいのいちご〜

さて、今週は月曜から「あまおういちご酢」の仕込みです。
1日あたり40kgをコツコツヘタを取りながらタンクに仕込んでまいりました。

※コツコツとヘタをとる工場長

もう15年ほどやっていることなので、手慣れたもの、と思われるでしょうが、15年ということは、まだ15回しか仕込んでいない（いちごは毎年この時期だけなので）ということであり、毎年仕込み方や手順、一回あたりの投入量など、これまでのデータを参照しながら少しづつ変えております。
もちろん今年も。

今年の主な変更点は、1回あたりの投入量を昨年の倍にし、一週間で仕込みを終えたこと。

巨峰や梨など、仕上がりが比較的高酸度で、糖分の残らない酢は、割と一回に多量に仕込んで早めに仕込み終えることが多かったなあ、という印象があり、今年はイチゴも同じように短期集中での仕込みをしてみよう、というふうに思い立ちました。

それでも1回で全量仕込むのは体力的にもキツいですし、数回に分けていわゆる「段仕込み」を行うことにより酵母の立ち上がりなども良いことから、今回のような仕込み方法となったわけです。

いやあ、それにしても疲れました。
午前中に商品の製造を行い、午後からイチゴの仕込んでいたのでバタバタしておりました。
仕込みも最初のうちは、「イチゴ甘ーい」なんてキャッキャしながら進めるわけですが、途中で香りを嗅ぐのもしんどくなってきます。
終いには夢でイチゴに溺れるくらいになります。
あと、結構指先から冷えてくるので、それもしんどいっちゃあしんどいです。

まあ、でもこれも美味しいイチゴ酢をつくるためなので余裕で乗り超えます。

もうすでにアルコール発酵が少し始まっている様子なので、追記で発酵の過程もお伝えできれば、と思います。

今年のイチゴは例年より早く完熟している感じです。
甘味も十分乗っているので、とても美味しいですよ！

当店のいちご酢はこれから数ヶ月の発酵の後、搾って熟成、それから瓶詰めという流れになります。

今日仕込み終わった「あまおういちご酢」が製品としてお客様のもとに行くのは早くても来年、というところでしょうか。

良いお酢になるように、これから毎日一生懸命手入れして参りますので、出来上がりを是非
お楽しみに！