祝!30年ぶりの劇場公開!映画『レザボア・ドッグス』完成披露試写へ行ってきました!
映画『レザボア・ドッグス』デジタルリマスター版の試写に行ってきました!2024年1月5日から公開!なんと、30年ぶりの劇場公開になります!
巨匠クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作にして、映画の歴史に燦然と輝く傑作バイオレンス映画です。
もはやハリウッドの伝説になっていますが、タランティーノ監督はビデオレンタル店でアルバイトをしながら、俳優や映画の脚本を書いていました。
書き上げた1本の脚本が『レザボア・ドッグス』。
宝石店を襲撃したプロの強盗たち。
だが、緻密に練られた計画は狂う。
追い詰められた男たちは、仲間の中に裏切り者、
警察の「犬」がいるのではとお互いに疑惑の目を向ける。
物語の面白さに加え、本物の強盗たちが話しているかのようなリアルな会話のリズム、縦横無尽に時間軸を移動する巧みな構成、あっと驚かせるどんでん返しなど、映画マニアであるタランティーノ監督の才気溢れる脚本です。
脚本を読んで気に入った名優ハーヴェイ・カイテルさんが自ら主演とプロデューサーを努め、低予算のインディペンデント映画として制作されました。
メインの出演者は、当時はまだまだ無名ながらも才能のある若い俳優たち。
ティム・ロスさん、マイケル・マドセンさん、スティーブ・ブシェミさん、クリス・ペンさんたちが血まみれになりながら強盗役を熱演しました。
現在は、みなさん映画やドラマに欠かせない名優になっています。
『レザボア・ドッグス』こそが、『パルプフィクション』から『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』へと続くタランティーノ伝説の始まりとなった作品です。
このあたりのエピソードを、マイケル・マドセンさんとティム・ロスさんがドキュメンタリー映画『クエンティン・タランティーノ映画に愛された男』で語っていました。
現場はとにかく予算がなくて、衣装のスーツはみんな自前。マドセンさんの印象的なウエスタンブーツもご自身のものだったようです。
撮影を続けるうちに、タランティーノ監督の演出意図が伝わり、出演者たちの中でも「この監督、すごい奴なんじゃないか」と話題になり始め、どんどんテンションは上がっていき、ほとばしる熱気が映画に刻まれています。
ダンスが苦手なマドセンさんを踊らせるくらいのパワーが、タランティーノ監督の演出にはあったのだと思います!
ほかにも『クエンティン・タランティーノ映画に愛された男』には、当時のルームメイトだった人もインタビューを受けていて、すごく面白いのでおすすめですよ!
写真は2017年に『レザボア・ドッグス』公開25周年を記念して、トライベッカ映画祭に集結した、タランティーノ監督、ハーヴェイ・カイテルさん、ティム・ロスさん、マイケル・マドセンさん、スティーヴ・ブシェミさん!
めちゃくちゃ仲良さそうで、満面の笑顔!
タランティーノ監督と『レザボア・ドッグス』の俳優たちは、その後もずっとタランティーノ作品に出演し続けています。これも『レザボア・ドッグス』から生まれた友情と絆の強さだと思います。
今回、初めて『レザボア・ドッグス』を映画館で見ることができました。
冒頭の強盗たちがマドンナの歌詞を分析するシーンから「リトル・グリーン・バッグ」が流れる最高のオープニング。
一気に、映画の中に引き込まれて、何度も見た映画なのにスクリーンで見ることで新たな感動、発見がありました!
本当にあっという間で最高の映画体験でした。
これまで『レザボア・ドッグス』を見たことのない人には、最高の劇場体験を味わえます!ぜひ、劇場公開までDVDとかは見ないでほしいです。
また、タランティーノ監督のファンのみなさんにも今回の劇場公開はタランティーノ作品を楽しむ絶好のタイミングだと思いますのでオススメです!
映画『レザボア・ドッグス』デジタルリマスター版は、2024年1月5日から新宿ピカデリーほか劇場公開です!