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映画『イノセンツ』 『童夢』にインスピレーションを得た、北欧発サイキックスリラー!
配信が始まったSF映画『イノセンツ』を見ました!
カンヌ映画祭「ある視点部門」に出品され、本国ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞を4冠と絶賛された、超能力に目覚めた子供たちの危うい姿を描いた北欧発サイキックスリラーです。
とある団地に引越してきた少女イーダ。姉のアナは重い自閉症で言葉を話すことができません。
イーダは同じ団地に住む少年ベンと出会い、彼が不思議な力を操る超能力者だと知ります。またアナは、人の心を読むことのできる少女アイシャと心を通わせていきます。
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やがてイーダとアナにも超能力が覚醒し、4人は遊び感覚で自分たちの能力の限界を高めようと森で実験を始めます。
やがて強力に増幅された超能力は、遊びだけでなく自分たちを傷つける他者への攻撃につながっていくのですが…。
大友克洋先生の『童夢』にインスピレーションを受けたという本作は、まさに団地、子供、超能力と『童夢』のエッセンスを存分に入れつつ、独自の映画に昇華させています。
子供たちの見慣れた景色が少しずつ蝕まれていく描写が、すごく自然で最初から最後まで目が離せませんでした!