【明日から使えるワイン講座〜基礎編Ⅳ〜『ラベル』新世界ver&『価格』】
皆さん、こんにちは!けいすけです!
最近、寒い日が続きますね。。こんな日はホットワインなんていかがでしょうか。寒い冬にあったかいワインを飲むと心も満たされますよ!是非、試してみてください!
さて、第4回目となる今回は、前回に引き続き『ラベル』についてのお話と『価格』についてお伝えします!
旧世界ワインのラベルの読み方はこちらをご覧ください。
➀新世界ワインの『ラベル』を読むためには?
新世界のラベルは、旧世界と比べ、簡単でシンプルです。
これを読むためには、3点を確認しましょう。
❶品種
新世界ワインで最も重要な項目は『品種』です。
旧世界ワインは、ブレンドワインが多く、新世界ワインは単一ワインが多い事を覚えていますでしょうか。
つまり、新世界ワインは1つの品種しか使っていないワインが多いので、品種が明記されている場合が多いです。
(反対に旧世界ワインは品種が表示されていない場合が多々あります。)
実際にラベルをみてみましょう。
こちらは、アメリカ・カリフォルニアワインです。
大きく「Pinot Noir(ピノ・ノワール)」と書かれているのがお分かりでしょうか?
このように『品種』が明記されているので、新世界ワインのラベルは比較的分かりやすいです。
➋産地名(地区名)
次は、産地名でしょうか。
先ほどのアメリカのワインの写真を見てください。
「Sonoma County」と書かれているかと思います。
これが地区名に該当します。このワインの場合、「Russian River Valley」とさらに限定的になっています。
この原則は、旧世界ワインと同じですが、限定的な地域を明記している方が価格は高くなります。
例えば、これは日本でも同じです。「日本のどこかで造ったワイン」よりも「日本の山梨県の勝沼町で造ったワイン」と明記されている方が限定的ですよね。
❸ワイン名
最後は、ワイン名についてです。
こちらのワインをご覧ください。
(Casillero del Diablo様から引用)
チリの『カッシェロ・デル・ディアブロ』です。東京方面にお住いの方はJRの広告等で見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
基礎編Iの本日のワインでご紹介した『コノスル』もそうですが、お気に入りのシリーズであったり、ワイン名を覚えておくと便利だと思います。
まとめると、新世界ワインのラベルは、
・品種
・産地名(地区名)
・ワイン名
の3点を基準に探してみてください。ここには書いていませんが、生産国によっても特徴はありますので、そこも押さえておいてください。
(写真は、CAINZ様から引用)
➁価格
次は、ワインの価格についてです。
皆さんは普段、おいくらのワインを購入しますでしょうか。
高ければ、美味しいの?と疑問に思われる方も多いかと思います。
この『価格』のパートでは、その疑問にお答えします!
結論からお伝えしますと、
高ければ、美味しい訳ではない。
と思います。以前「舌」には段階があるというお話をしましたが、覚えていますでしょうか?
(↓忘れてしまった方、こちらからどうぞ!)
その際にもお伝えしましたが、今、皆さんが100万円のワインを飲んだとしてそのワインの神髄を捉え、美味しいと感じるかどうかは分かりません。
ここで言いたいことは、100万円のワインを美味しいと感じる方もいらっしゃいますが、1000円のワインを100万円のワインと同じくらい美味しいと感じる方もいらっしゃると言うことです。
確かに、ロマネ・コンティやドンペリなどの高級ワインでやワイン専門雑誌で100点満点を取る超凄腕ワインには手間暇がかかり、その分価値も上がるでしょう。しかし、美味しいかどうかは個人差があります。なぜなら、ワインは嗜好品だからです。
今、自分が美味しい!と思うワインを味わいましょう。
と言っても、どの価格帯が妥当なのか、分からない方もいらっしゃると思うので、目安となる価格帯をお伝えします。
旧世界ワイン:3000円以上
新世界ワイン:1000~2000円くらい
でハズレは少ないと思います。
また、知識があると価格の予想もある程度できるようになります。
旧世界ワインは、格付けがされている事が多いのでワインの価格が予想しやすいですが、新世界ワインは、格付けをしているところが少ないので、ワイン名で判断する必要があります。
例えば、
昨日の旧世界ラベルでも出たボルドーワインで考えます。
左から『村名ワイン(マルゴー村)』、『地区名ワイン(メドック地区)』、『地方名ワイン(ボルドー地方)』となっています。
画像の下に書いてある価格はあくまで目安となっておりますが、大体こんな価格帯だと認識しております。
例えば、「メドック地区」のワインだと明記されていたら、大体「2500~5000円くらい」かな〜と思って価格を見てみて、合っているとテンション上がります笑
(ちなみに村名ワインで例として取り上げてるワインは、メドック地区格付け1級なのでちょっと比較対象にならないかもしれませんが、前回の例として取り上げたので、使用しています。)
そして、新世界ワインは、ワイン名やシリーズで好みを押さえておくべきだと思います。
(Wine Beer ワインビール比較試飲評価&News様から引用)
例えば、このワインはあまりにも有名なアメリカの*メリテージワイン『OPUS ONE(オーパスワン)』です。
*メリテージワイン・・・アメリカにおけるボルドー原産のブドウ品種をブレンドしたボルドータイプの高品質ワイン。
このような有名どころを押さえておくことも重要です!
『価格』が理解できたところで本日のまとめです。
・高ければ美味しい訳ではない
・自分が今、美味しい!と思うワインを味わおう!
おまけ:本日のワイン
本日は、新世界ワインのお話が出たので、
オーストラリアのペンフォールズをご紹介します。
品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
産地:オーストラリア・南オーストラリア州
ワイン名:ペンフォールズ・クヌンガ・ヒル・シラーズ・カベルネ
こんな感じの事が読み取れますね。このワインは、新世界ワインですが、ブレンドされていますね。こういう風に例外もありますのでご注意してください。
このペンフォールズ、2000~100,000円と幅広い価格帯になっています。
このワインのテイスティングコメントは、公式サイトに載ってたのでそちらを参考にしてください!
いかがだったしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回は遂に実践編『テイスティング』です!
お楽しみに!
コメントやスキ、お待ちしております!