
「好きなこと=適職/天職」じゃなかった。衝撃の適職理論:「科学的な適職」をアクションリーディング
「アクティブリーディング」の手法で読書しようと思ってたところ、偶然「アクションリーディング」なるものを知った。
アクティブリーディングの目的:内容の理解を深めること
アクションリーディングの目的:読んだ知識を実生活にどう活かすか
そしてそのタイミングで、「科学的な適職」という本に出会った。
「好きを仕事に!」って自分の天職を見つけたくって、このnoteを書きながら自分探ししている私にピッタリじゃないか。
表紙の帯にある「❌好きを仕事」がすごい衝撃的で、挑戦状でも叩きつけられたかのような気になって、むしろ読んでみたくなった。
初っ端の第1章でぶった斬りされてた「仕事選びの大罪7つ」。
❶好きなこと
❷給料の多さ
❸業界や職種
❹仕事の楽さ
❺性格テスト
❻直感
❼適性に合った仕事
「好きなことを仕事にしたい」「ストレングスファインダーで強み探ししてみようかな」と思っていた私にとって、これらはどれも心当たりがあるものばかり(笑)。
これらが「大罪」としてばっさり否定される意外性に、思わず笑ってしまうほど楽しく読み進めることができた。
単に否定するだけではなく、著者はその根拠を丁寧に示し、「好き」だけでは仕事が長続きしない理由や、真に満足感を得られる働き方のポイントをわかりやすく解説している。
この点が、私に非常に大きな納得感を与えてくれた。
ただし、本が前提としている「仕事」とは「会社」への就職や転職。
私は今フリーランスとして自営業での仕事を考えているから、その点に関してはちょっと物足りなさを感じた。
でも、そこは自分なりに読み解いていけばいいと思って読み進めた。
ガッテン!ガッテン!とガッテンボタンを叩きたくなるポイントがいくつもあった。
特に印象的だったのは:
巷のアドバイスって、実は個人の経験しか反映してない。
→「○○ロードマップ」「○○で1億円稼いだ」みたいな宣伝文句のやつだな
特定のことに心が惹かれた時点で脳は一点に凝り固まるという人間のバグがある
→あぁ、まさに私、これに陥りやすい。
性格テストやストレングスファインダーって、結果を如何様にも解釈できるから適職探しには役立たない
→おおおお、そうなのか。なるほど、そうなんだ。うん、その通りだ。
本の中で一番腹落ちしたのは「適職」の定義。
「自分の幸福を最大化できる仕事」=適職。
自分の幸せを最大化できるかどうかで深堀りして、自分の適職を見つけるなんてワクワクするし、著者の根拠と説明がめっちゃ腑に落ちた。目から鱗が落ちました。
そしてもうひとつ。
「なんとなくやってたら楽しくなってきた仕事」=天職。
この考え方、すっごい好き!
そうだよね、やってて楽しいから続くんだもんね。
今考えているフリーランスの仕事は、初めてのことで不安が大きいってのが本音。
だけど、まずやってみようって思えた。
やってみて、楽しくなってきたらそれが天職なんだから、やってみないとわからないじゃんね。
今まで漠然と不安だったフリーランスへの一歩が、なんだか後押しされた気がする。
それから、「歪んだバイアス」を取り除くための具体的な方法と、「ジョブクラフティング」という仕事を自分の価値観に基づいて捉え直すための手法も詳しく説明されていて、とても興味深く参考になった。
これらの手法は今、「自分の仕事」を探している私が、自分軸を明確にするためにも使えるんじゃないかと思った。
さらに、私が最近興味を持っているポジティブ心理学やウェルビーイングの考え方とも繋がっている気がする。やりがいや幸福感って、本当に大切だよね。
読者特典でイニシャルリストやマトリックス分析のデータもダウンロードできたし、さらに好感度アップ。無料提供のツールがあるのって嬉しいわ。
やる気を後押ししてくれる。
私はこのnoteを始めてから、自分の未来について考えるようになって「仕事=サラリーマン」という固定概念がなくなった。
この自分の変化をすごく嬉しく思っている。
そんなときに出会ったこの本。
「仕事」「適職」「天職」に対する、新しい視点を教えてくれた。
自分の幸せを最大化する仕事とは何か。
それを自分の力で見つけて、そしてそれが天職に繋がっていくイメージを持つことができた。
安易なロードマップや他人の成功談に惑わされず、自分の内なる声に耳を傾けよう。
私の天職探しは、まだまだ道の途中だ。
改めて、一歩踏み出す勇気と、自分を信じる力を得た気がする。
また、アクションリーディングの手法を使って読んだことによる、自分の潜在意識への書き込み効果も大きいと思う。
これまでぼんやりとしていた自分の将来像が、その描き方のヒントを与えてもらったおかげで、少しクリアになった。
未来の自分の姿が、今からとっても楽しみだ。
アクションリーディングとこの本との出会いに、感謝感謝だね。
自分の天職に出会えたと思えたとき、きっとこの本のことを思い出すだろう。
この本を通じての気づきは、天職や適職を探すことにとらわれすぎず、もっと「どのように働くか」を考えることの大切さ。
仕事そのものの楽しさや意味を見つけることが、鍵なんだと思う。
これからは「好き」だけじゃなく、もっと柔軟な視点から自分の働き方を見つめ直してみたい。
適職/天職に興味がある方にはぜひ手に取ってほしい一冊です!
あ、私の自己紹介文「自分の好きを天職に」、変更しようっと。