![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98350953/rectangle_large_type_2_dfe2b67e0dd5f5337e887561b6eee697.jpg?width=1200)
ワインのラベルに書かれている事とは?
こんにちは。
今日は、ワインのラベルにどんな事が書かれているかをお話したいと思います。
ワインのラベル(エチケットと呼ばれています)をパッと見て、それがどんなワインかイメージするのは難しいですよね^ ^
ラベルに表記する内容は国によって基準が違うので、比較的大雑把な内容のものから、詳細に産地や格付けなどの情報が書かれているものまで様々です。
そこが難しくもあり、ワインの面白い所でもあります😊
今回はワインの伝統国であるフランスワインのラベルについて見てみたいと思います🙋♂️
まず下記の写真のワインは、フランスのブルゴーニュ地方のムルソー村(MEURSAULT)のワインになります。
この村はブルゴーニュの中でも白ワインの銘醸地として有名で、使用しているぶどう品種はシャルドネです。
ビンテージ(生産年)は記載の通り2018年となり、造り手の名前はラベルの下記にあるブセイ・ローランさんで、その前に書かれているDomaine(ドメーヌ)とはぶどう畑を所有しているワイン生産者という意味です。
ちなみにラベルの中程に書かれているVieilles Vignes(ヴィエイユ ヴィーニュ)とは、「古いぶどうの樹」という意味で、そのような樹からワインを造っているという事です。
この表記はあくまでも任意で記載しています。
樹齢の古いぶどうの樹からは味わい深いワインができる為、品質の高いものが多いですが、価格も若干高めになります。
この表記の際に何年以上の樹齢のものという明確な基準はありませんが、少なくとも樹齢40年を越えるものが多いです🍇
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98326822/picture_pc_bd7e7f9821b0da099d188feaf63503a5.jpg?width=1200)
そしてこのワインのラベルの右端には容量(750ml)、アルコール度数(13.5%)、造り手の所在地等が書かれています。
字が小さくて殆ど読めないですよね^ ^
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98343949/picture_pc_f772fb3454984e68b6d0376e0a561269.jpg?width=1200)
ついでにバックラベル(輸入者シール)も見てみると、下記写真のようになっています。
ここには日本語で原産国が書かれているので、どこの国のワインか一目でわかります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99422611/picture_pc_87815411fb1e1a152a5f5b3d6f79da4f.jpg?width=1200)
また、輸入者名が必ず書かれていますが、比較的輸入者の好みやポリシーが輸入ワインのセレクトに影響している事が多いので、味わいの方向性も似ていたりします。
お気に入りの輸入者を見つけてみるのも面白いですよ😊
この株式会社八田さんは個人的に好みのワインが多く、自分は好きな輸入者です。
そして一番右下にある「by Reefer Container」とは、リーファー(定温)コンテナで温度管理して輸入しているという意味です。
船で輸入してくる際に赤道の上を通るので、ワインを入れるコンテナを温度管理していないと、熱によって劣化するリスクがあります。
コストはかかりますが定温コンテナを使用している輸入者は多く、この表記は品質保証のひとつの目安にはなりますね。
ただ、表記していなくても定温コンテナを使用している場合もあります。
(この表記自体は義務ではありません)
そしてコスト削減の為、温度管理されていない常温のコンテナを使用している輸入者が多くいるのも事実です。
ざっとここまでラベルについてお話してきましたが、いかがでしたか?
ラベルに書かれている内容もさることながら、そのラベルの図柄などのデザインも造り手によって個性が様々です。
ブルゴーニュワインのラベルは比較的シンプルなものが多いですが、他の国のワインは独特なデザインのものもあり、それぞれとても興味深いです。
ラベルには造り手のワインにかける想いが込められていて、そのデザインをじっと眺めているとすごく感情移入できます😘
ワインとの出会いも一期一会だったりしますから、気に入ったワインのラベルは画像を撮るなどして覚えておくと、良い思い出になるのではないでしょうか。
それではまた。