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来年に著述する哲学小説『元気』
皆さん今晩。五月もいよいよ終わり、いよいよ今年度の半年に突入しようとしております。
さて、本日、サイトの更新・文献の味読・二件の仕事依頼の案件の作成とメール送付を経て、来年度に著述する短編哲学小説集の一つが思いつきました。それが『元気』(短編哲学小説集)であり、表紙は以下の通りです。
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こちらの小説は、『イソップ寓話集』を哲学的・発展的・独創的に深く詳解して著述する、短編哲学小説集となります。
子ども向けの人生訓話として世界中の人々になじみ深いイソップの動物寓話―実は、歴史上の人物としてのイソップ(アイソーポス)が作ったと実証できる話はひとつもない、いわば「イソップ風」寓話集であるが、そこには、読み手の立場によってさまざまな解釈が可能な、実に奥深い世界が展開されている。
そして、『イソップ寓話集』を哲学的・発展的・独創的に深く詳解するに当たって、以下の先哲の主著を参考文献とします。
碩学が精魂傾けて全訳した人間学普及の名著。儒学関係の数多い語録のうち第一等の修養書として、古くから指導的地位にある人々に珍重されてきた名著の唯一の完訳本。明の大儒・呂坤が生涯をかけて発した一言一句血のにじむ魂のうめきは真に生きんとする者に深い反省を促し、大きな啓発をあたえる。
上記のイソップ先生の名作である『イソップ寓話集』と、呂坤先生の秀作『呻吟語』は、数多の助言・忠告・警告に教訓等のある、蘊蓄の深い書物であり、『呻吟語』を著述・完成させた時代は、国家滅亡寸前の時期にあり、また著者である呂坤先生自身も、退廃した国政と時流によって、不遇と失望の身となりながら死去されたため、その作品の題名である「呻吟」からも、その悲痛の無念が窺がうことが出来ます。
しん‐ぎん【×呻吟】 の解説
[名](スル)苦しんでうめくこと。
この度は、呂坤先生の悲痛の無念と、その高度かつ難解な哲学を学び受け継いでは、イソップ寓話集を詳解して、現代である今に、二つの傑作を拙作の哲学小説集として生まれ変わらせるという、「温故知新」に挑戦して参ります。
どうぞお楽しみになさって下さい!
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