[2024/06/26]ベトナムIT人材の潜在力と成長可能性｜NABイノベーションセンターの視点

2024年6月26日 20:00

ベトナム1,357日目です。

①ベトナムはIT人材不足が懸念されていた
②実際にはIT技術者の成長力と潜在力がある
③NABイノベーションセンターは今後も成長しハノイにも拡大する予定

動画（約1分半）

ベトナムを含む多くの国々で情報技術（IT）分野の人材不足が懸念されています。しかし、NABイノベーションセンターベトナムの総支配人であるハワード・シルビー氏によれば、このIT専門家の不足は短期的な課題に過ぎず、ベトナムのIT労働力は驚異的な成長と潜在力を示しています。

シルビー氏は、「ベトナムは我々にとって素晴らしい市場であり、約5年前にその魅力を認識しました。ベトナムには多くのIT人材が存在しており、毎年5万人以上のIT学生が卒業しています」と述べました。NABは、自社の技術労働力を確保するためにインドとベトナムにセンターを設立し、現地の才能を活用しています。

NABは、オーストラリアとベトナムの包括的戦略パートナーシップの一環として、デジタルスキルと技術スキルの向上に貢献したいと考えています。シルビー氏は、「私たちは多くのトレーニングやインターンシップを実施していますが、政府のイニシアチブをより理解し、それに沿った支援を行いたい」と述べました。

TopDevによれば、ベトナムは2025年までに毎年15万〜20万人の追加IT専門家が必要とされています。シルビー氏は、ベトナム政府がイノベーションとデジタル技術に非常に重点を置いていることを評価し、「職業訓練や大学と企業の連携を強化することで、スキル不足を解消できる」と述べました。

NABイノベーションセンターは、生産性を維持し、優れたソリューションを提供することを目指しています。シルビー氏は、「我々はホーチミン市だけでなく、ハノイへの拡大も視野に入れています」と述べ、今後の成長と発展に期待を寄せています。

ベトナムのIT人材の成長と潜在力は、国内外の企業にとって大きな魅力となっています。NABイノベーションセンターの取り組みは、その一例であり、ベトナムとオーストラリアのパートナーシップの強化にも寄与しています。

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