[2024/06/03]不動産価格過去10年で77％増加｜増えるコストが価格へ影響

2024年6月3日 20:00

ベトナム1334日目です。
①ベトナムの不動産価格は過去10年間で77%上昇
②19四半期連続の上昇の見込み
③不動産価格の上昇要因は土地価格、建設費用、法的手続きなど多岐にわたり、短期間での価格下落は困難

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ベトナム不動産ブローカー協会のデータによれば、過去10年間で不動産価格は何十倍にも上昇しました。2021年には、平均住宅価格が二桁の成長を記録し、多くの地域で価格が急騰しました。現在、市場の成長は鈍化していますが、アパートの価格は引き続き上昇しています。

サヴィルズ・ベトナムによると、2023年第3四半期のアパートの平均初期価格は1平方メートルあたり5400万ドンに達し、19四半期連続で増加しています。これは2019年第1四半期と比較して77%以上の増加です。

専門家によると、不動産価格は短期間で下げるのは難しいです。これは土地価格、建築材料費、ローン利子などの多くの要因が価格上昇に寄与しているためです。

Tuan Anh不動産のディレクター、Giang Anh Tuan氏は、不動産価格は土地価格、建設費用、法的手続きなど多くの要因に依存すると分析しています。特に都市部では、土地利用料金がアパート価格の約10%、低層住宅の20-30%、ヴィラの50%を占めています。

近年、鉄鋼、砂などの建設材料費が急騰しており、鉄鋼価格は15-20%上昇しています。また、プロジェクトの法的手続きが長引くこともコスト増加の原因です。あるプロジェクトは法的手続きを完了するのに4-5年かかることもあり、この間の利息費用が価格に上乗せされます。

Viet An Hoa不動産のTran Khanh Quang社長は、外資系企業の投資が不動産価格の引き下げを困難にしていると指摘しています。これらの企業は高品質なプロジェクトを提供するため、価格が高く設定されることが多いです。

不動産価格の上昇には多くの要因が関与しており、短期間での価格下落は難しい状況です。ビジネスパーソンはこれらの要因を理解し、戦略的な意思決定を行うことが求められます。