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[2024/07/31]電子ウォレット決済について税務総局からの案内

ベトナム1,392日目です。

①税務総局が電子ウォレット決済のガイドラインを発表
②電子ウォレットは、利用者がスマホやパソコンを通じて支払いを行うシステム
③電子決済市場が活性化し、非現金決済の普及が期待


動画(約2分)

https://youtu.be/D24yW2B15AI

電子ウォレット決済の詳細

2024年6月24日、ベトナム税務総局はオフィシャルレター第2677/TCT-CS号を発行し、電子ウォレットを利用した決済についてのガイドラインを発表しました。

このガイドラインは、非現金決済の普及と付加価値税(VAT)の申告および控除に関する基準を明確にしています。

基本的な仕組み

電子ウォレットは、利用者がスマートフォンやパソコンを使用して決済仲介会社を通じて支払いを行うシステムです。

具体的には、利用者は自身の銀行口座や決済アプリから決済仲介会社の口座へ送金し、その後、仲介会社が販売者の銀行口座に振り込みます。

法的背景と適用

ベトナムでは、非現金決済が付加価値税(VAT)の申告および控除の条件の一つとして認められています。

今回のガイドラインにより、中央銀行から許可を受けた決済仲介会社が提供する電子ウォレットを使用した決済が、正式に非現金決済として認められることが確認されました。

関連法令

このガイドラインは、通達第219/2013/TT-BTC(通達第26/2015/TT-BTCで修正および補足)の第15条第3項に基づいています。

この規定により、電子ウォレット決済が正式に非現金決済として認められ、VATの申告および控除に適用されることが明確になりました。

影響と今後の展望

今回のガイドラインにより、ベトナムの電子決済市場はさらに活性化し、非現金決済の普及が進むことが期待されています。

また、企業や個人が電子ウォレットを利用した決済を通じて、より効率的な税務処理が可能となります。

参照


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