INNER UNIVERSE
今日は別のことを書こうと思ったのですが、きのうからずっと頭から離れない曲があって、これを先に投稿しよう、と思います。
作曲家の菅野よう子さんの名前をたまたま目にして、そういえば久しぶりにあの曲を聴きたいな、「Inner Universe」。そう思ってYouTubeで検索してみたら、あれ?と思いました。
この曲を歌っていたロシア人のシンガー、ORIGA(オリガ)さん、亡くなってる?
なんと6年も前に44歳の若さで病気で亡くなられていました。
「Inner Universe」はアニメ「攻殻機動隊」のTVシリーズのオープニング曲。
菅野よう子さんが音楽を担当していて、挿入曲を含め、なんてかっこいい曲を作る人だろう、と思いました。
(震災後「花は咲く」を作ったのが菅野さんと知って、印象が違うのでちょっと驚きました。)
特に「Inner Universe」はデジタルのビートとオリガさんのロシア語(ラテン語の部分もあるとかないとか)の独特の歌声が好きで、何度も繰り返し聴いていた時があります。タイトルも好きでした。
この声を持つ人はもう地上にいないのか、と思うと、すこし儚さを感じます。
前回は藤井風の「帰ろう」を投稿したところですが。
「攻殻機動隊」は、知るひとぞ知る、知らない人はまったく知らないであろう、ちょっとマニアックな作品ですね。
私はだいぶ前にDVDをレンタルして、テレビシリーズを見ました。
原作は漫画で、押井守監督がアニメ映画化したり、テレビアニメになったり、アメリカで実写版映画も数年前に作られました(北野武が出ていた。観てないけど)。
私も詳しくは知らなくて、多分、キアヌ・リーブスの「マトリックス」が「攻殻機動隊」の影響を受けていると知って、見てみたくなったのだと思います。
最初の2、3話を見ての感想は、なんかあまり面白くない。。。でした。
でも、すこし続けて見てみたら、なんとなく面白くなってきて、、
というか、考えさせられるところがあったのですね。
人間って、なにをもってして「人間」なの?と。
義体化(脳と脊髄以外の器官を人工器官とマイクロマシンを用いたボディに移植した人間)したキャラクターが出てくるので、どこまで残っていれば人間なのか、と考えてしまう。
戦車みたいなボディーに、人間の脳だけが入っているものが住宅街を暴走する話で、自分の子供のころのことや母親の記憶を思い出して暴走が止まるシーンが確かあって。脳が動いていて記憶が残っていたら、それはいったい何なのだろうと思って、印象に残っています。
あの当時は、AIをまだそれほど身近に感じてはいなかった。
でも、あっというまに目の前に来ていますね。
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今回はじめて見出し写真を「みんなのフォトギャラリー」からお借りしてみました。人様の写真をトリミングしなければならないのは、なかなか心苦しい感じがします。ありがとうございました。