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人は服を着ていない、ありのままが最も個性的だという話

「進撃の巨人」は原作もアニメも実写もまったく観ていないのです。
観たといえば、ちらっとだけ。
でもだいぶ前に、「情熱大陸」だったのか、ほかのドキュメンタリーだったのか、メイキングの番組があったのです。

そのなかで、裸の人たちをいっぱい撮影する場面があって、
あれ、巨人なんですよね?(も~中身知らないからね)
とにかく、たくさんの人が肌色のボディースーツみたいなものを着てたと思うのだけど、
その人たちのシーンを撮っているスタッフたちが、
「服を着ていないほうが、個性が際立つな」
というようなことを言ったのです。

正確な言葉は覚えていないけれど、
その一言がとても印象に残っていて。

服を着ているときは、脇役のエキストラさんがたくさん、
みたいな感じであっても
裸(に見える格好)になったら途端にそれぞれの個性が出る。

それはとても面白いな、と思いました。

どんな服やメイクが自分をより素敵に見せるか
それを研究しているおしゃれさんならともかく、
もしかすると、適当な服を着ているがために自分の個性を殺している例っていっぱいあるかもしれない(私もね)。

それとはまた少しちがうことだけれども、
Youtubeを見ていて
出かけるときに指輪などアクセサリーを重ねてつけていくシーン、
また、帰ってきてそれらをひとつづつはずしていくシーンを見て
「武装みたい」
と思ってしまったのです。

ご本人はそういう意識ではもちろんなくて、
重ねづけは素敵だなあとも思うのだけれど、
人はなぜ、いっぱいいろんなものを身につけるのだろうか、と思ったりします。

**
先日の、シモ的な話を書いているときに思い出したことがあって、
ちょうどいい機会なので書いてみます。

だいぶ前に、衝撃的なアートの話題を見たのです。
真白い石膏で作られた女性のデリケートゾーンがずらっと並んでいるアートです。

ネット上で見たのか、さすがにテレビでは放送できないだろうから
やはりwebのニュースだったのかな。
だいぶ前なので、それこそまだフェムケアなんて概念自体、日本では話題にならないころだろうから、かなり衝撃を受けました。

最初はなんだか直視できない感じでしたが(真っ白だけど)
しみじみ見てみると
あれ・・・人ってこんなに違うのか・・・と
それも衝撃的でした。

なんだか人間って、
なにもしなくても、じつはものすごく個性があるのね。

自分は個性がないとか、
自分は人と同じじゃないとか、
どちらも悩む必要はないのだな。

ちなみにそのアートは、イタリア人のだったかなあと思ったのですが
調べたらすぐに出てきました。
Jamie McCartneyというイギリスのアーティストで、
20カ国の18歳以上の女性(男性から性転換した人も含むらしい)400人から協力を得て、石膏で型をとって制作した
「The Great Wall of Vagina」という作品。
10のパネル、全長は9メートルあるそうです。

記事のリンクはこちらですが、日本のサイトだからなのか
作品の写真はぼかされています。
ちゃんと鑑賞できるページもリンクされているので、
興味のある方は見てみるといいかと思います。
もちろん、まじめに制作されたアート作品です。

さて、シモの話はこれくらいにします 笑

そのままでいいかと思ったら、楽になります。
そのままというのは、もちろん放置という意味ではなくて。
かけがえのない個性的な存在であるから、ちゃんとケアもしてあげないとね。

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フランチェスカ
書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。チップは自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。