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写真活動のこと(3) 妖精と天使を撮る
webshopを運営していたことがあります。
と言っても、今もminneでカードやzine(リトルプレス)を販売はしていますが、minneやCreemaのような、お店を出せるサイトがまだない頃です。
自分の写真のポストカードなど作成して販売していましたが、あるときから急に、人形を輸入して販売することをはじめました。なぜか。
それは、ヘッダー写真のデイジーの妖精に、web上で出会ってしまったからです。
クリスティン・ハワースというイギリスのイラストレーターが描いた妖精を人形にしたもの。私が見つけたのは、オーストラリア在住の日本人の方が紹介して、限定数を販売しているページでした。芝生の上に置かれて撮られたフェアリーが自然に馴染んでいて、可愛くて、写真に釘付けになってしまったのです。
子供のころから人形が苦手で、ぬいぐるみが好きでした。"りかちゃんもどき"も1体持っていましたがあまり好きではなく、ヒトガタが怖かったのかもしれません。
でもこの、クリスティン・ハワースのシリーズにはすっかり魅了されてしまい、はじめは自分のために2体購入しました。
デイジー・フェアリー
こちらはホワイト・ジャスミンの妖精。
この写真を、当時お世話になっていたセラピストさんに見せたら、「対象に生命を吹き込むことができる」と言われました。
なんか、いま自分で見ても、え、この子生きてる?なんて思います。
その後、イギリスのメーカーのサイトを見つけて、英語ができる友人と一緒に直接イギリスから購入してみました。その時来たのが「フォレスト」という妖精。森の女王みたいな感じです。
その頃、このフィギュアリン(人形)は日本でも少し販売されていましたが、毎年新作が出て、新しいものはすぐには入ってきていませんでした。
昔から、自分がいいと思ったものは、みんなに紹介したいという気持ちが強くて、この子たちも紹介したくて、新作も見たいし欲しいということで、自分でメーカーから卸価格で購入して販売することにしました。
なにより楽しかったのは商品の撮影です。
自分で全部買わなくても、shopに出すための商品写真を撮ることができる。
いちばんやりたかったのはそれかもしれません。
クロッカスのフェアリー
シェンテッド・ヴァイオレット(匂いスミレ)
シンフォリカルポスの精ですね。
白やピンクの丸い実が枝にたくさんつくのです。かわいい。
サンフラワー・フェアリー
天使もいます。
そのうち日本にも代理店ができましたが、私はかなり普及に貢献したと思います(笑)。
クリスティン・ハワースのフィギュアリンは限定数になっていて、1体づつシリアルナンバーが付いており、世界中にコレクターがいました。
現在も販売されているようですが、途中からキラキラのビーズが付いたものになり、派手な感じになっていったように思います。私も販売していましたが、個人的には初期のもののほうが好きでした。
この後も、イギリスやアメリカのイラストレーター、デザイナーの天使や妖精のフィギュアリンを見つけては、気に入ったものを輸入販売していました。
特にイギリスは妖精などには馴染みが深いので、日本にない素敵なものが作られていました。現在は製造終了したものが多いですが、また写真をアップしたいと思います。
*外国の人形は(中国製造が多いかもですが)、色の塗りが肌に飛んでいたり、筆の穂先が一緒に塗り込められていても、そのまま商品として出荷されているので、チェックが甘いのだと思います。日本人としてはちょっと、、と思われるものは、販売せずに自分で引き取りました。
今だったら、安くして販売することもできると思いますが、当時はまだメルカリみたいなものもなくて、そういう感覚がなかったのです。なかなか難しいところはありました。
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