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負けてられない、我々ビークルフィールドの挑戦

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今日は朝一番に、ポルシェのSタイヤのバランス取りから始まった。タイヤのバランス調整は単なる作業ではなく、タイヤの振れやホイールの歪みの確認まで含めた大事な工程だ。こうした細やかなチェックを重ねることで、高速域でも車両が安定する。その結果がドライバーの信頼や満足感につながると信じている。

異常無し

営業開始後はGTOの作業に取りかかった。元々EJ20の整備を進める予定だったが、明日の夕方にはリフトを空ける必要があるため、優先順位を切り替えることにした。この判断も、現場の効率や納期を考慮した結果だ。GTOはすでに分解が完了しており、清掃作業がメインとなる。液状ガスケットが多用されており、通常よりも手間がかかるが、ここは妥協せずに丁寧に仕上げていく。自分の中では「清掃8割、作業2割」という感覚で進めており、この姿勢が車両の仕上がりに差を生むと信じている。

ボルトにも液ガスびっしり
ボルトも全て綺麗にする

午後には、必要な部品が入荷し、組み付け作業に入る。パワステポンプやウォーターポンプ、各種ベアリングなどの交換が中心だ。こうした機能部品の整備はトラブルの未然防止だけでなく、車両そのものの寿命を延ばす重要なプロセスだ。一つひとつの部品に向き合うことで、ただ「動く」だけではない、安心感のある仕上がりを目指している。

パワステポンプも交換
ウォーターポンプハウジングも洗浄

そんな中、関東からスイフトスポーツが来店した。以前弊社で取り付けた車高調のダンパー調整ダイヤルが動かなくなったとのことだ。この車両はHKSのハイパーマックスを使用しており、信頼性の高いメーカー品を選んでいるが、それでも工業製品である以上、トラブルがゼロとは言えない。今回の不具合は、ダイヤルを限界まで回し、その状態からさらに力を加えたために噛み込んでしまったことが原因だった。点検後、無事に調整可能な状態に戻し、お客様に車両をお返しできた。

関東から来店

世の中には、顧客のトラブルを「そんなものです」と片付けてしまう店舗や代理店も少なくない。そのような姿勢を見るとメカニックとしてやるせない気持ちになる。だからこそ、弊社ではどんな問題にも真摯に向き合い、責任を持って対応する姿勢を貫いていきたいと思う。

一方で、新人メカニックが愛車を使って新しい挑戦を始めたことを知り、嬉しい気持ちになった。彼はまだ経験も浅いが、一歩を踏み出した姿勢には素直に感心する。これまで多くの「やりたいだけ」で終わってしまう人を見てきたからこそ、その行動力が輝いて見える。自分が馴染みのない分野での取り組みではあるが、彼とともに学び成長していければと思う。

仲間

我々ビークルフィールドの若手も、勢いを持って取り組んでいる。仲間の活躍を目の当たりにすると、負けてられないという気持ちが湧いてくる。そんな刺激的な一日だった。

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