病院が忙しくないときにやるべきことの話
動物病院関係者なら誰しもが思い浮かべる忙しい時期。それは4月なのですが、なぜそう感じるのか。
診察の件数が多いからという単純な理由ではありません。
僕の考えでは、採血する頭数が多いからだと認識しています。一次診療に勤務していると、フィラリアシーズン以外では、採血をしない日もあったりします。
ただ、フィラリアシーズンは1日に何十頭も採血をするから忙しく感じるのです。自分が行った仕事を分解すると意外に大した仕事はしていないのです。それだけ、採血というのは大変なんだと思います。時間もかかるしね(これはあくまで僕の解釈であり、僕にとっての事実です。)
それはさておき、病院が忙しくないとき、あなたは何をしていますか?
僕は病院の猫と戯れています。笑(ほんとは仕事してますよ)
病院が暇というのは、経営に携わるものとしてはつらいものです。病院の売り上げを増やす方法があったとしても(インセンティブ等で)、患者さんがこないとつらいものです。
なにより、スタッフのモチベーションにも関わってきますからね。
それで、僕が何をしているかというと、売り上げをあげる戦略を考えるよりも、来院数を増やす戦略を考えています。
もちろん売り上げをあげる努力は大切だと思いますが、売り上げがあがっても来院数が少なければ、暇のままです。
極論ですが、人生は死ぬまでの暇つぶしともとれます(異論はたくさんあると思いますよ)。暇つぶしなのに暇だと辛くないですか?
以前も書いたかもしれませんが、僕は従業員を雇う時に思うことはただひとつ。その人の大事な人生の一部を奪っているんだと。(僕の視点でですよ)
だから、その時間は絶対に楽しかった、よかったって思えるようにしたいのです。
だから、暇をなるべくつくらないような環境づくりが大切です。なので、僕は忙しくないときは、来院数を増やす取り組みを考え、実践しているのです。(マーケティングですね)
逆に忙しいときには、病院の労務や経理などの事務作業をするようにしています。
次回は、これといった取り柄がない僕が病院のマーケッティング戦略のひとつとして実践していることについて書いてみようと思います。
ではまた次回。
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