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をどる🧠脳✴︎麿赤兒率いる大駱駝艦
麿赤兒さん率いる大駱駝艦の舞踏を観た。世間では俳優・麿赤兒の方が身近かも知れない。インパクトある佇まいドラマ舞台映画スパイスのメリーゴーランドや〜(彦摩呂調?)。ググったらすぐに、このひとねとなるだろう。
本職は舞踏家。ところで舞踏ってなあに? 知らない方いるかも。知ってる方でも、坊主白塗りクネクネアングラでしょ、オドロオドロしい苦手てな方も多いと思う。
昨今はそんなオドロオドロばかりじゃない、時代の制約もある、だからマイルドだ。明るくカラフルポップな作品も多くある。
麿さん筆頭に自ら舞台演出も行う舞踏手たちは総合芸術の現代アーティストともいえる。
だけど😂舞踏舞台の感想を述べるのはね、やはり難しい。舞踏の始祖と言われてる土方巽氏が、あえて摩訶不思議難解さを前面に押し出した基本の型がスタート、その都度、観客の度肝を抜いて感情をキリキリ舞させてしまったからか。誰にも出来ない表現で日本人の踊りを徹底的に追求したからか。
そうかも知れないしあるいはそうでないかも知れない。て、どないやねん、分かりにくくてすみません笑。
よく読ませて貰っているTSNさんは音楽演劇舞台のありとあらゆる感想記事を書かれてる。中に大駱駝艦もあり、難解だけど惹きつけられる様子、そのあたりをうまく文章化↓されてます。ささっこちらへどうぞ!(自分が書けないからと丸投げっ許してTSNさん笑)
さてインタビューで麿さんは今回のテーマ【脳】について
「彼らは忙しいんだよ(笑)」と答えている。笑
AIなんとかしなきゃとかそう考えるのもみんな脳🧠だ。脳🧠がさせてるだ、いろんなこと、脳は長く生きたいんだよな
若干、解釈間違えて理解してるかもだがそのように捉えた、麿さんの脳論、面白い🤣
80年代、少し大駱駝艦のお手伝いさせて貰ったご縁↓(①〜③あります)
昔から今もずっと、麿さんは根本的なところで懐が広いというか深いというかそんなお方で、歳を重ねていくごとに舞踏の妖精に見える。怒られるかな、笑。
本当の優しさがある人だ。昔のエピソードをひとつ書こうと思う。
どこの現場だったか、めちゃくちゃ怖いおばちゃんスタッフがいた。若い私ら(当時です当時)バイトの小さな間違いやミスをみつけては本気の直球で怒ってくる。当然おばちゃんが居なくなった途端、私たちはブーブー。
その日も叱られて恒例のブーブー大会が始まっていた、と、麿さんがたまたま私たちの部屋の前を通りかかり
ヒョイと顔を出してきた。
「まあまあ、そんな言うてやんなやぁ」
でも若さ溢れるブーブー女たち
「だーってあのオバハン(口、悪っ😝)いっつもなんですよー昨日だってブーブー今日もこんなブーブー。私らほんまツライですブーブー!!」
が止まらないでいると
「あのおばはんだってよ辛いことたくさんあんじゃないの?」
麿さん、向こう側の廊下の端へと顔を向けた。そこには棚の上から資料を出すのにひとりで四苦八苦しているおばちゃんの後ろ姿があった。おばちゃんは片方の脚が悪かった。いつもヒョコヒョコひきづりながら歩く。それで棚の資料ひとつ出すのにも上手くいかないようだった。
若いと表面的なことでしか対峙出来ないことが多い。文句言われると反発だけが先に出る。
それからは私たちはチョピっとだけ素直に聞くようになった、ほんのチョピっとだけ文句の量が減った。
説教じみたことなどひとつも言わなかったが、麿さんには別の視点からも思いを馳せることをなんとなく教えてもらったような気がする。
でも目の前の人の声がデカいと、目の前の事象が派手だと、私たちはついつい流されがちだ。あれ?っと思ったら、流れるプールからいったんヘリにあがって、数秒でよいから俯瞰で自分の🧠脳みそで物事見なきゃいかんね。
こっちから見たらそうなるか、じゃ裏から見たらどうなる、横はどや?
自分の脳🧠みそのチカラも発揮させてやらんとな。
昨今は、ほんまどれがどれで何がいつどうなってんのって、ついていくだけぇ目が回る。
『ヒトを喜ばせる脳よ。ヒトを苦しませる脳よ。オマエはどこに隠れている。どこから来たのか。どこへ行くのか。忙しいヤツだ。おかしなヤツだ、脳!』(麿赤兒)
ほんと麿さんの言うとおりだ。忙しいヤツだ。
終わり
ブナ林に囲まれた池で舞う
蒼き妖精💙麿赤兒さん