〔翻訳〕箴言 筆・M. K.チュルリョーニス
愛とは、日の出であり、長く暑い真昼であり、魔法のような夜である。
愛とは、古い歌である。
愛とは、白い雲に吊るされた虹のハンモックである。
愛とは、宇宙のすべての太陽と星の輝きで輝く瞬間である。
愛とは、「善と悪」の岸を隔てる生命の川に架かる純金の橋である。
愛とは、力強い白い翼である。
愛とは、暑い日の年老いた松林であり、松が眠りを求めて鼻を鳴らす松林の中で休むことである。
愛とは、裸足で歩かなければならない、鋭いダイヤモンドで舗装された太陽への道である。
(M. K.チュルリョーニス筆)
出典:
Žodžio kūryba, Mikalojus Konstantinas Čiurlionis, Vytautas Landsbergis, Lietuvos rašytojų sąjungos leidykla, 1997