〔翻訳〕唄 作・M. K.チュルリョーニス
さあ、青きネムナス川よ!
私の船を遠くへと運んで行け。
晴れた日には太陽が輝き、
そこでは静かに轟く
まるで誰かが慕情を唄うように
誰かが悲痛な叫びをあげる
どこまでも広がる空から
こんなにも高くリトアニアの空へ。
虚しくもあなたは耳を澄ます一 一
あのつたない音は消えた。
それはあなたの心に届き、
唄は鐘のように鳴り響くだろう。
(M. K.チュルリョーニス作)
出典:
Žodžio kūryba, Mikalojus Konstantinas Čiurlionis, Vytautas Landsbergis, Lietuvos rašytojų sąjungos leidykla, 1997