遥か遠きジェンダーフリー
職場の出来事
A男「蛍光灯がチカチカしてる。B 男、かえてくれ。」
B 男「あとでやります。」
(しーん)
私「(ごめんあそばせっ)」とデスクによじ登り、蛍光灯を取り外しにかかる。
全員「そういうのは男子の仕事だから、あなたは降りて、降りて!」
私「昔、脚立担いでショムニやってたんで平気です(実話)。」
私はこういう固定観念を壊すのが内心楽しくて、仕方ない。ヤメロと言われたら、余計にやりたくなるタチである。
※若い頃、ホントにメジャーと脚立とドライバーがお友達だった。コピー機故障、トイレ詰まりも、ドアノブの弛みもLAN配線も修理した。LANケーブルのコネクターなんぞも私の手作りだった。そういう係だったし、時代だった。今となっては、もうやりかたは忘れてしまったのだが、人としての生活力はかなり鍛えられたといえる。そのときは誰も、「女子だからヤメロ」とは言わなかった。元来女子校育ちで、誰かに頼ったり甘えたりするHow toが私には無い。下っ端の私がやって当然と、自他共に思ってたのだろう。※
話は蛍光灯へ戻る。実はこの蛍光灯を交換しろと言い出したA男の発言に、昨日の段階で私はかなりアタマにきていた。
A 男「結婚するんが当たり前。B男も早く結婚しろ。」「韓国は危ない国」
隣で聞いていた私はその言葉は不快である旨を意思表示した。大人ならスルーするのがマナーかもしれない。突っ掛かった私にも否はあろう。
だからこそ、あえてA男の前で颯爽と手際よく、独身女でも蛍光灯を交換できることを、行動で示した。
思ってるだけでは伝わらない。
声にだしたり行動しないと、半径5メートルすら変わらない。
そうやって、私は私らしくいられる場所を探す。