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歴史考察#124『煉瓦建築は奈良時代から?!』
東アジアに君臨した大帝国、唐(618年 - 907年)の先進文化は、周辺諸国に大きな影響を与えました。
8世紀に入ると、日本は遣唐使を再開し、唐の文化の積極的な吸収に努めました。
そのひとつが都づくりで、平城京は唐の都、長安城がモデルといわれています。
その長安の建築物をよくよくみてみますと「煉瓦」が見て取れます。
であるならば、平城京においても「煉瓦建築」があったと考えるのが自然ではないでしょうか?
そして平安京もまた長安城がモデルと言われています。
「なんと大きな平安京」と言われるように、その敷地はかなり大きかったようですね。
そこで思い出されるのは、エリア内にある神社仏閣の煉瓦や煉瓦建築物です!
たとえば「建仁寺(創建1202年)」境内にはみごとな赤煉瓦の塀がありますし、また、駐車場や空き地の隅には煉瓦の壁が見て取れます。
であるならば、江戸時代においても煉瓦建築物はあったのでは?!
そういえば、太秦映画村の江戸の町並みには煉瓦の洋館がありました!
ちなみに、大阪城公園には沢山の煉瓦建築物がありますが、その一つが天守閣前にあるミライザです。
こちらはかつて「旧陸軍第4師団司令部庁舎」であり、それ以前は、「石山本願寺(浄土真宗)」を中心とした一つの「寺内町」でした。
そして、浄土真宗といえばシルクロードを探検した大谷探検隊!
シルクロードには煉瓦で造られた寺院跡が・・・
ということは、今ある日本の煉瓦建築の中には、ひょっとすると奈良時代に建てられた建築物がある可能性も!
そんなことを思いながら煉瓦建築物を愛でると浪漫が広がりますね✨