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歴史考察 #84『大阪城はスペインを真似て造られた?!
画像は、大阪『南蛮文化館』の入り口に飾られていた絵です。
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サンドベージュな色調から、イスラエルあたりを描いた絵なのかと思ったのですが、額縁に書いてあった名ローマ字を頼りに調べてみますと、作者は『藤田西洋(ふじたせいよう)』さんであることがわかりました。
藤田さんは、1941年京都生まれ、1977年渡欧、フランドル派絵画を学ぶ。2006年逝去 スペイン・パドロン名誉市民に。
描かれているのはスペインの『トレド』という場所であることがわかりました^^
スペインの『トレド』は『町全体が博物館』と言われ、タホ川(テージョ川)に囲まれた旧市街は『世界遺産に登録』されています。
また、ルネサンス期のスペインを代表するギリシア人画家のエル・グレコが活躍した町で、金銀細工の伝統工芸品『ダマスキナード』があります。
※『ダマスキナード』はアラビア由来の装飾技術で、シリアのダマスカスが語源となっているそうです。
さらに『トレド』は、かつての『西ゴート王国』の首都であり、中世には『イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した地』だそうです。
...ということは、現代のイスラエルのエルサレムのようであり、『キリシタンの聖地』として絵にしたとするならば、『南蛮文化館』に展示されているのことにも納得がいきます。
...とここで、ある場所が頭に浮かびました。
高台にはお城のような洋館があり、水に囲まれ、石垣のように高く積まれた煉瓦の壁がある場所...
それは...『大阪城』
全体的に雰囲気が似てる...
ひょっとしたら『大阪城』は、スペインの『トレド』をまねて作られたのでは?!(南蛮文化の一つとして取り入れた?!)
いずれにしましても、スペインにこのような魅力的な場所があったのは知りませんでした。
いつか訪れてみたい場所になりました♡