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▶建築レポ #28『築地本願寺』
まもなくお盆ですね。
お寺さんが身近に感じられる時期ですね。
娘を成田空港に見送った後、前から気になっていた築地本願寺に出向いてきました。
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築地本願寺は、寺院建築の既成概念を超越した斬新なデザインで驚かされます。
初代寺院は1617年建立。その後、大火などを経て、現在の本堂は1934年竣工。
古代インド様式をモチーフとし、東京帝国大学工学部名誉教授・伊東忠太による設計です。
通常、お寺が建てられた場所は山の中だったことから、「○○山○○院○○寺」とされ、その所在地が示されますが、築地本願寺には山の名前はないようです。
そんな築地本願寺を訪れた第一の目的は、狛犬として鎮座する「グリフォン像」にお目にかかりたかったからといっても過言ではありません。
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「グリフォン」は、鷲の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物で、タルタリアの国旗にも描かれていますが、日本では築地本願寺と迎賓館でしかその姿にお目にかかれません。
逆に言えば、なぜ、迎賓館と築地本願寺に鎮座しているのかとても不思議です。
そんな築地本願寺にはパイプオルガンもあります!
仏教とパイプオルガンの組み合わせはとても斬新ですね。
ちなみに、築地本願寺は、京都・西本願寺を本山としているそうですが、西本願寺伝道院は塔のある洋館です。
お盆の民族大移動により通常よりも人が少なくなる都内のこの時期、仏教建築の殻を破り、異国情緒たっぷりの「築地本願寺」に出向かれるのも面白いかもしれません。
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