歴史考察 #38 『大阪城』には大きな洋館があった⁈
この春から煉瓦建築巡りを始める中、今回は、大阪城公園内に「煉瓦の建物」があると知り出かけてきました。
目的の建物は、「旧大阪砲兵工廠化学分析場(きゅうおおさかほうへいこうしょう)」です。(すごい名前...)
まずはどんな建物なのか、ネット検索したところ、綺麗に保存されたネオ・ルネサンス風の煉瓦建築物でしたが、実際に訪れてみますと、たくさんの蔦に覆われ、まもなく建物が見えなくなってしまいそうな放置具合にちょっと悲しくなりました😢
そんな「旧大阪砲兵工廠化学分析場」は、1919年(大正8年)に完成。
設計者は当時陸軍の技師として第四師団や砲兵工廠関係施設の設計に携わっていた建築家置塩章さん。
戦後は国の庁舎、大阪大学工学部の校舎、自衛隊の庁舎として使われたようですが、今は...😢
そんな赤煉瓦建築とお堀の間は砂利道となっていたのですが、よくよく見ると、ところどころに赤煉瓦の破片らしき赤い石が見て取れました✨
.....ということは、ひょっとしたら、そのあたりにも何かしら赤煉瓦の建築物があったのかもしれないと想像をしていたら、「旧大阪砲兵工廠化学分析場」の入り口付近には、石垣があり、その上に煉瓦の塀があるのが見て取れました✨
そんな大阪城公園での一番の驚きは、「ミライザ大阪城」の存在です。
まさか天守閣の横に、お城のような洋館があるとは夢にも思っていませんでした!!
調べてみると、1931年3月、昭和天皇即位の記念事業として天守閣の復興とともに竣工とありました。
和風と洋風を同時で建築⁈
それまたすごい.....
その後この洋館は、旧陸軍第四師団司令部庁舎から大阪市立博物館を経て「ミライザ大阪城」になったとのことでした。
そこで思ったのですが、ひょっとしたら、戦前までは、この公園一帯は煉瓦造りの洋館だらけのエリアだったのでは⁈
それから、いくら調べてもわからなかったのですが、森ノ宮の噴水にある「赤い巨石」はなんなのでしょうか???
いずれにしても、たくさんの見どころがある大阪城公園✨
また訪れたいと思っています^^