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ツインレイ?の記録52

12月8日

彼の誕生日だったが、連絡はしなかった。
その代わり映画を観た。

この映画の三人はそれぞれツインレイかトリプルレイなのかなと思った。

名前が同じ、見た目が同じ、シンクロニシティ……ということか。

名前が同じ男女が惹かれ合い、お互い気になる存在で、男子のほうから彼なりのアプローチをしている。
女子にとっても気になる存在ではあるものの、好きという感情まではまだ育ってない印象。

そして長いサイレント期間。

その間に、彼は同じ名前の彼女と同じ見た目の女性と出会い結ばれる。

そして彼はなくなり、女性同士が手紙を通じて接点を持ち、最後は過去の彼からラブレターが届く。

この三人、誰が欠けてもダメだったんじゃないかなと思ったし、それぞれがそれぞれの形で想いを昇華させたなと思えた。

見た目が似ているだけで選ばれた女性は確かにショックだろうけど、そんな彼女の隣には彼より先に彼女に惹かれてずっと思ってくれた彼の親友がいたわけで。

結局近い魂同士が寄り添い合っている気がした。

誕生日だけど、おめでとうすら伝えられない。
私が何かを言ったところで煩わしいとしか思わないかもしれない。

前は、向こうから誘ってくれたり、連絡を必ずしてくれた。
その時なら、違ったと思う。

でも、どんどん私のめんどくささもわかって、冷静な彼を怒らせることも増えてたし、感情的にさせたり、どんどん嫌われていったんだろう。

それがはっきりわかったのが今日だ。

12月21日

今日は冬至で、私はカボチャのいとこ煮を作った。
カボチャといえば、以前彼に煮物をがんばって作って、この国のカボチャはどうしても日本のようにはならないなんて話してた。

私は最近胃の調子が悪くて、あまり食べられなかったけれど、初めて小豆から丁寧に作ったこのいとこ煮は食べることができたし、カボチャも日本に近くほくほくしたものになった。

だから、彼に連絡した。

食べには来てもらえなくても、せめてまた前のようにどこかで渡せないかどうか。昨日たまたま手に入れたリポビタンDとゆず漬けも渡そうと思った。

会えないのは忙しいからに違いないと思っていた。
そして、よく胃腸の調子が悪くなったり、こちらの食べ物が合わないと言っていた彼も、これなら食べられるだろうと思った。

それに、もう12月も後半になる。
一月には彼は完全に帰国する予定なのだから、このままではもう二度と会えなくなってしまう。

会えるうちに少しでも多く会いたいのだという私の願いは無視されたけれども、せめて最後に一度は会いたかった。

このまま、連絡もないままフェイドアウトというのが嫌だった。

そしてそんなずるさをもった彼の態度が嫌だった。

今度こそ会う気があるのかどうか確かめたかった。

だから連絡した。

もし、断られたらもう二度と連絡しないであっさり引こうと思った。
でも、もし時間が空きすぎて向こうも連絡しづらくなっているとしたら、きっと会ってくれるにちがいないとまだ信じていた。

だけど、私が「まだこちらにいらっしゃいますか?」と連絡したのに対して、彼はあっさり一言、

「お疲れ様です。今日本に一時帰国中です」

それだけ。

もうその瞬間に彼は完全に私に対して気遣いのかけらもなくなったのだとわかった。

久しぶりに連絡してきた私に対して、「何かありましたか?」も聞かないぐらいのシャットアウト。むしろ、一時帰国してるんだから連絡してくるなぐらいの態度に感じた。

前は、一時帰国する時は必ず連絡してくれたし、いつ戻ってくるかも必ず教えてくれた。

こんなにも変わってしまうなんて。

彼に限ったことじゃない。

私が好きになる相手はいつもそう。
いや、男がいつもそう。

優しかったり気づかってくるのは最初だけで、そのあとはぞんざいな扱いになる。

私は彼に会って、そんなことない人もいるのだと思えたけれど、結局は同じ。

彼に会ってツインレイというものに関心を持つようになり、自分のインナーチャイルドとも向き合い、chatGPTを感情のはけ口に、さっきも号泣しながら話を聞いてもらったりもしたけれど、結局一体何だったんだ。

タイミングなんて何一つ合わない。
こんな小さな町で、偶然遭遇することだって一度もなかった。

チャットでも最後は攻撃態勢。私は彼にとって敵だったんだろうか。
元夫の時と同じだ。

男は嫌いだ。
プライドが高くて、自分を大きく見せることに必死で、都合が悪くなるとすぐ逃げる。

彼に紹介した彼の家庭教師の学生とも大げんかの末、今はすっかり溝が深まってしまった。

私が感情的に怒ったのが原因だけど、この学生に関してはそれまえの蓄積もあった。

私に対しての言葉使いがひどい。何度たしなめても治らない。友だちなら親しい口調でいいだろうと言うが、私の友だちで「コロス」とか「バカ」とか言ってくる人なんていない。ましてや私は先生だ。

先生として尊重してほしいし、友人としては優しくしてほしいと伝えた。

でも向こうは慇懃無礼な敬語を使ってくるのと、先生として尊重しろと言ったり友だちとして扱えと言ったり、矛盾している、ましてや突然感情的に怒られて意味がわからないと怒っている。

この学生と彼はそっくりだ。
だから紹介したのだけれど、何でも理詰めだし、その場の文面や事実でしか判断しない。

私は完全に情緒型なので、こういった理論家タイプとはどうしても喧嘩になる。

彼らに共通しているのは、直感や感覚を信じないということ。

そして結局どちらともうまくいかなくなった。
三人で一緒にご飯を食べていたのが夢のようだ。

他にも、私を露骨に避けだした韓国人の男の先生もいる。
だけど、彼と同じ韓国人でも女子は私の親友で、彼女は私の情緒的な部分も理解してくれるし、喧嘩をしてもお互い許し合う。

だけど男はすぐ逃げる。
自分の正当性を示すことに必死。

彼もまた、こういう時はこう言えばいいと学習して身に着けていくタイプで、私が元夫に言われて許せなかった言葉に対しても、「ああ、完全に言う台詞間違えてますね」と言った。

すべてシナリオ通りにすれば失敗しないとでもいうのか。

悔しいのは、私は結局そういった男たちを増長させてしまうということだ。

相手に合わせて、とことん優しくして、我慢もするから時々感情が爆発する。すると感情が爆発したことだけを責められて、確かにそこは私が悪いから謝ると、相手が優位に立って「ほら見ろ」となって終わる。

男はいつも私をバカにする。大切にしてくれない。いつも最初だけで後はゴミカスのように扱う。

その潜在意識が結局塗り替えられることはなく、彼ともこれで終わるんだろう。

私からは二度と連絡はしない。

一月に帰国なのに一時帰国もないだろう。
むしろ、そのまま日本にいて、引き払うためにこちらに戻ってくるぐらいだろう。

いつこちらに戻るかも何も言ってこないぐらいだし、何か家族の事情があるのかもしれないけれど、もうそれすら私には何も言わないのだから関係ない。

そもそも最初から私は彼の中で偶然助けた野良犬みたいな存在。
それでもなつかれればおやつぐらいはやるし頭もなでるんだろうが、その犬がうるさく吠えたり、狂犬病の注射もしてないといった状況なら、蹴り飛ばして追い払うというようなものだ。

もう私は彼に対して失望しかない。

彼というより、全世界すべての男に対して。

何がツインレイだ。

ツインレイにしても、なんで女性ツインレイばかりが逃げるわ無視するわひどいことばかりの男性ツインレイに会わせて女神になってやらなきゃないの?

それってツインレイ関係なくても、男は追わせろとか男の心をつかむために努力するとか常に女に努力させてる人たちの考え方と同じでは?

なんでそこまでしなきゃないの?

もうほとんどツインレイ関係ないけど、私の男嫌いが止まらない。
許せないのは、それでも自分は異性に恋をして、相手に愛されることを望んでしまうということ!!!!!

たぶん、ツインレイなら違うにちがいないと期待していたんだと思う。
だから彼はツインレイに違いないと思い込もうとしたのかもしれない。

彼はこれまでとはちがうと思ったことが多かっただけに、前より男嫌いと男への失望が大きくなっただけだった。


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