仏式8歳お誕生日会
娘の誕生日会を催しました。
一年に一回の大イベントです。
フランスの小学生のお誕生日会は、だいたいお友達を10人以上呼んでワイワイやってケーキを食べてプレゼントをもらいます。
夫は土日も仕事が入るのでなかなか日付が決められず、やっと決めて招待状(本人3時間かけた力作)も出したら、なんとその日はバカンスで大、失、敗。早速お友達から来られないと言われ緊急事態。
フランス人の大事なバカンス中にお誕生日会をやるだなんて、招待したくせにやる気ないのか!です。恥ずかしい。
バカンスには数ヶ月前から予定を入れている家族も多いのにうちは予定ナシだからって、言い訳になりません。
夫も私もとんだポンコツ、やらかしました。
では仕事キャンセルになったから、今週末の日曜日なら空いてる、と夫が調整してまたお友達のママ達に連絡して、あれよあれよと火曜日に、同じ週の日曜日の誕生日会を決めました。
プレゼント用意するのも大変なのに、ほとんどのお友達が来てくれることに。ありがたや。
私が小学生の時分には誕生日会なんてなかったけれど、もし存在していても会を開きたい子供ではなかったんじゃないかな。主役になりたくない子だった。
娘は誕生日をとても楽しみにしていた。
会場はトランポリンパーク。
誕生日会は一般化しているので、子供向けアミューズメント施設などは誕生日会プランを用意している。
一軒家のような広いお家のお友達は家を解放して会場にするけれど、我が家のような狭い家では、アクティブな子供たちを家に招待するのが難しい。
公園でもできるけれど、その場合は天気に左右されるのと、親が子供を楽しませる用意が必要で負担が大きくなる。その点、お金で解決できるのがアミューズメント施設利用です。
今回の誕生日会は12:00から14:15のプラン。
集合したら、支給される滑り止めのある靴下に履き替えて、誕生日会参加者と分かるゼッケンを着けて準備完了。スタッフの若いお兄さんが注意事項や準備体操をしてくれる。1.5時間フリータイムで遊ぶ遊ぶ。
遊び場に放たれた子供はそれぞれお友達と、ひとりで、実に楽しそうに遊ぶ。
なんてかわいいんだろう。
トランポリンだけではなく、クライミングや立体迷路やすべり台もある。
喉が渇いたらカフェの一角でお水もセルフでサーブする。
3歳息子も最初は怖がっていたのに慣れてきてひとりで飛ぶ。
ビデオ撮影しているティーンエイジャーも。あとでどこかのSNSにアップするんだろうか。息子が邪魔する。わざとじゃないよ。
たっぷり遊んだら、集合して誕生日会ルームへ。割引になる、「やる気ある親プラン」で食べ物飲み物は、持ち込みにした。
冷凍ピザだけ特別に(?)温めてもらい、これまた冷凍のナゲットとポテトは家で温めたのでちょっと冷たいけどまあお弁当と思えば良いよね、常温です。
ピザよりもポテトとナゲットの方が人気だった。もちろん定番のボンボン(飴やグミ、要するに砂糖)も。小袋のポテトチップスも1人一袋、ジュースももちろん。
スピーカーがあったので携帯で繋げてお友達のリクエストに答えてタヒチ?の音楽をかけたらお友達が自然に踊るの!
ダンスが上手な子がいて、にこにこクルクル踊るので、私も踊りたくなって振りを真似しました。サーブを手伝ってくれたママも小さく踊ってた。
マカレナはほぼ全員で。
もう最高だよあんたたち!
クライマックスはケーキ、それからもうお部屋を出る時間が迫ってるのでプレゼント贈呈。
私の大好きな娘は、大好きなお友達に誕生日を祝ってもらってハッピーになっていた。しかもみんなとってもかわいくて良い子なの、なんて素敵なことなんでしょう。
私が名前も顔も初めて知る子もいたんだけど、娘は私の知らないところでそうやってしっかり生きていること、楽しんでいること、私があげられないハッピーもお友達からもらっていること。大袈裟だけど、この誕生日会のおかげでこの世界は悪くないよね、と思えた。
さて慌ただしく部屋を出て、解散。
家に帰ってまずすること、それはシラミ対策で良く髪を洗うことです。
なんとトランポリンパークで子供の柔らかい髪の毛から柔らかい髪の毛にシラミ氏が勢力拡大を謀っているとの話を前日に聞いたので…。
夏休み明けは学校の入り口に「シラミいるよ」の貼り紙が定番です、まだ貼ってあります。
パパは早々にバタンキュー(今は何ていうの)でした。
娘はプレゼント抱えて遊ばないわけにはいきません。
私は眠いけれど我慢してシラミ対策に、お洗濯をしましたとさ。
娘よ、元気に育ってくれてありがとう。
お誕生日おめでとう。