【嗚呼、人生 vol.142】授業で使う資料作りをしているときに心がけていること
それは大学3年生の晩秋ごろ、模擬授業をする課題がありました。実際にクラスメイトの前で授業をする前に、教授のところに行ってどのような内容の授業をするのか相談することができました。そのときに教授からいただいたアドバイスが今でも資料作りをする際に、頭の片隅にぽっと出てきます。
それは、「練習の練習になってしまわないようにね」というもの。
多くの人が、中学校の英語教育でThis is a penという文を習ったと思いますが、これがいわゆる「練習の練習」のいい例だと思います。実際にいつ使うのかわからないけれど、文型を練習するために、普段使いされないような文を授業で紹介してしまうことです。
せっかく学習者全員に向けて文法の導入ができるのであれば、授業が終わった直後にすぐに使えるような表現を授業でも紹介したほうがより学習者のためになります。
私は今、オーストラリアの公立学校で日本語の先生のアシスタントをしていて、彼らの多くは12年生の最後の口頭試験で学校生活や趣味や将来の計画などについて聞かれることがもうすでにわかっているので、せっかくなら文法の練習プリントでもそのまま使える表現や文を盛り込もうと思いながら作ることを心がけています。
「練習の練習にならないように」
この言葉を念頭におきながら、今日も資料作り頑張ります💪