最高の自由 Part3
夫を手放し、
愛猫を手放し、
家族を手放し、
仕事を手放し、
お金の心配を手放し、
愛着心をてばなして、
体感したこと。
それは、
どんなにへこんでるときも、
日常のありふれた生活に
あたたかく生かされていること、
だった。
おいしいごはん、
おうちやキッチンのお花、
毎日のぼる朝日に涙したり
風、光、水、息吹、そよかぜに
ただ身をゆだねて
ただ生きているだけで
満たされていることだった。
わたしひとりで、
何もかもやらなくていいんだ。
ちからをぬいていいんだ。
ひとりで生きているわけじゃないんだ。
と肌で感じると、
森羅万象すべてに、
リズムがある。
そのリズムを信頼して
わたしはパズルのワンピースとして
ただ生きよう、とおもった。
無くしたくない!
亡くなってほしくない!
と愛着していたものをてばなして、
なにもなくなったわたしを
なにもないと思いこんだわたしを
内側から凛!と支えたものは、
わたしは女である、という悦びだった。
女のからだをもっている悦びだった。
女にうまれた悦びだけはなくならなかった。
女の体感、
女を選んで生まれた意味、
それはわたしはいるだけで
まわりにエネルギーを与えていると
自分を認めることだった。
全てをなくしても、
いるだけで価値がある。
それが、女。
だれも教えてくれない、
こんなに大事なコトを
からだにおとしたら、
何をしてもしなくても
どっちでもいい心境になったら
全てをうしなっても
いつのまにか
全てがあった。
体感しなくては、わからないの。
頭だけでは、からだにおちない。
だって、これがなきゃ生きていけない!
と思うものを手放すのは
怖すぎるから。
でも。あなたにも必ずある。
もうあなたにふさわしくないものを
強制的に手放す流れがおきる。
もともとのあなたに、
もどるために必ずあるの。
女は、強い。
執着、愛着から解放されると
森羅万象すべてのアイデンティティーと
無意識領域で連携プレーがおきて
想定外のフローが産まれて
あなたに最もふさわしいことがおきるの。
ゴールは、
自分の夢が叶うことではないんだと
内側からあふれだすときがくるの。
親になると、
わたしたちは罠にはまる。
ほんとうは何もわかっていないのに、
なんでもしってるつもりになって
こどもにアドバイスしたくなるから。
自分の問題にむきあうのがこわくて、
こどもを、
外を、
正そうとしてしまうから。
わたしにはわからない、
と言える勇気と強さが
女にあると、
こどもは自由になる。
こどもは自立する。
こどもは自分で自分の人生を全うしていく。
それが、
母であり
ひとりの女であるわたしの、
最高の自由。
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