#1なぜ子どもに「ご褒美」を与えすぎてはいけないのか? 子育てを”識学“で考えたら超わかりやすかった話
最近上場をされて話題の「識学」を、私も自分のクライアントへのアドバイスに活かせるのではないかと思い9月から受け始めることにしました。
要潤さんのCMですっかりおなじみの識学さんですが、
ご存じない方のために改めて…
★識学とは…?
https://corp.shikigaku.jp/introduction
識学とは、人が事象を認識し行動に至るまでの思考の働き(=意識構造)に着目した独自の理論をベースにした組織マネジメント理論です。
毎週1時間、全12講座を受けることで学んでいくのですが、受ける中で「これは自分の子育てにも活かせるのでは?」と思うことがたくさんあり、また子育てで識学を考え始めると人間関係全てに当てはまることに気づいたので、自分の理解のためにも記事にしてみることにしました。
人間関係は「与える」と「もらう」という関係で成り立つ
識学で、一番最初に学ぶこと。それが「有益性」という概念です。
人と人との関係は「有益性で成り立っている」と識学では定義しています。
これをわかりやすく言うと、要するに人と人との関係はすごーく俯瞰して捉えると、相手に「与える」ことと、相手から「もらう」という構造でできていて、このバランスが維持されることで人間関係は成立している、という考え方です。聞きなれた言葉でお伝えするなら、give&takeのことですね。
ちょっとドライな印象を受けるかもしれませんが、確かに私たちが、この人と会いたいな!この人と一緒にいたいな!と思う感情の背景には、必ずこの概念があるはずです。
相互の「与える」と「もらう」のバランスが取れていることが非常に重要で、これは必ず「与える」ことが最初にあって、その結果「もらう」という順番なんです。「もらう」という行為は自らが相手に与えた結果で発生するものなのです。でもこのバランスと順番が、いつもうまくいっているとは限りません。
親子の間でも成り立つ構造
例えば、私はよく駄々をこねられるのが面倒で、あぁわかったわかった、と、ついねだられて、お菓子やがちゃがちゃを娘たちに買ってしまうことがあります。皆さんにも子育ての中でこんなことありませんか?
でも、これ、識学で考えるとすごーーーく恐ろしいことだと気づいたんですよね。なぜなら、本来は有益性を発揮した結果、つまり「与える」ことがあって、はじめておもちゃがもらえるのに、私は子どもが何ら有益性を発揮していないにも関わらず、おもちゃを与えているからです。これでは、有益性のバランスが崩れてしまいますよね。そのバランスが崩れたまま、同じように子育てを続けていたらどうなっていたのだろう…と想像してしまったのです。
人間関係の成り立ちについて教える大切さ
有益性の関係を通してみる人間関係は、非常にシンプルです。でも私たちはつい、日常生活の中で自分の感情や認識によって、その関係性を歪めてしまうことがあります。だからこそ、その構造や原理原則を理解し、それをこれから社会に出ていく子供たちに、子育てを通じて伝えていくことって、結構大事なことかもしれないなぁと、感じる瞬間でした。