【音象?音相?】言葉の響きと名前の由来の話
所属していた軽音サークルでパートを言わずに自己紹介すると、ドラマーかピアニストだと思われがちでしたYoshikiです。
#名前の由来 のお題が出ていたのを見かけたのですが、今回は最後に少し話してみますね。
この記事では命名のヒントになるかもしれない知識と、肝になりうるポイントを解説していければと思います。
せっかくですからちょっとマニアックな話も交えていこうと思います。
音象、音相とは?
平たく言うと音から受ける印象のことですね。
私は音象の方から先に見知った(書籍を見かけた)のですが
(商品名や人名などを)命名した時点で、言葉が持っている語感がそのもののイメージにすごく影響与えていると言うので興味深く思い、確かに言われてみればと言う霊がいくつも挙げられているのをみて感心してしまいました。
例えば、
・怪獣の名前、ロボットの名前にはガ行が使われていて、強さを感じられるようになっている
「ゴジラ」「キングギドラ」「ガンダム」「マジンガーZ]など
・お菓子の名前にはパ行が使われていて、子供がねだりたがるようになっている。
「トッポ」「ポッキー」「パピコ」「タピオカ」など
・サ行の名前は爽やかに感じて好印象を与えやすく、人名に入れるとモテる
(ホントかよ…モテた試しねえぞ)
・マ行の名前は女性的な響きがあって、安心する
…などなど
実際に当てはまるものが多いですし、「名前から抱く印象」と「本人の性格や容姿」を照らし合わせてしまうことは、誰にでも経験があることなのではないでしょうか??
ところが、
なかなか面白いなと思い調べてみると、どうやら音象と言うのは科学的な根拠までは待ち合わせていないどころか、音相と言う研究を事実上横取りした紛い物であると言うような記事を見つけてしまいました。
音相の研究をしていた研究所に短い期間、たまに出入りをしていました音象の提唱者が、深く研究するようなこともなく先にメディアに露出するようになって言葉が一人歩きして行ったのだとか(言葉を研究する人にとってはなんて皮肉…)
ボイストレーニングの世界にも似たようなことが多く起こっているので少しばかり切なくも思いましたが、せっかくなので記事にさせていただきました。
(件の記事はこちらから)
その最後の部分の引用なのですが、
単音だけでイメージが捉えられるのはごく一部の音の、それもごく限られた範囲でしか認められない「お遊び」程度のものなのです。
ことばが奥深くに持つイメージは、単音を構成している調音種やそれらの重なり合いから生まれる表情や、いくつかの表情語の響きあいから生まれる「情緒」を総合することにより、初めて得られるものなのです。
「歌と同じじゃんか!!!」
思わず声を上げてしまいました(笑)
ミックスボイスや腹式呼吸の言葉が一人歩きして、おかしな理論を唱えている講師、ブロガー、YouTuberが散見されています。
(偏見かもしれませんが、あまりにも論理性にかけた無茶苦茶を言っている方が多いので、「どうせ世界三大ボイストレーナーの書籍を読んだことがないどころか、その存在すらも知らないんだろうな」なんて思ってしまっています)
何かと音程だけに注目する人がいたり(その割に精度が低いとかは別として)、
音量=歌唱力だと思っていたり、表面だけなぞったメソッドが出回ったり。
結局何事も、
良さを追求するのなら、結論を早計に安易に答えを出すことほど「良さ」から遠のくので、しっかり学び、時間をかけて総合的に成熟させていくべきなんでしょうね。
名付けのキモになるのは
由来だのなんだのって、結構後付けができてしまうんです。
しかし、一度命名してしまったら、言葉の響きは変えようがありません。
例えば子供の名前そつけるのなら、呼ぶときのこと、その後の何十年の生活もイメージしながら音の響きをイメージするのがコツなのかもしれません。
(他にも、漢字や平仮名、カタカナでの表記に違和感がないかと言うのも、日本人ならではの悩みどころかもしれませんね。)
まとめ
ちなみに私の名前の由来は、聞く前に命名者(親父)が死んでしまったのでわかりません(笑)
一度、〇〇よしって言う名前が続いていた家系だったようなのでそのせいかな?って尋ねたんですが、それも違かったそうで。
(一緒に暮らしていなかったので、他に由来を知ってそうな人もわからない…)
本当にYOSHIKIが由来なのかもしれない(笑)
ドラムやってみようかな?
今日はここまで。ありがとうございました。