習慣化の前に、暴れ期間

筋トレやダイエット、自炊やら何やら、
皆さんも生きていたら、これを習慣にしたい!
と思った事は数あると思う。

でも結局、三日坊主で終わってしまう事ばかりで、色んな事を習慣化するのに僕自身失敗してきた。

本などを参考に習慣にしようとする時、このぐらいの時間やったら効果的とか、きっちり効率良くやる方法が書いてある事が多い。

でも、ちょっと待って欲しい。

こっちはまだ習慣に出来ていないことを、なるべく毎日やる事にしようとしている段階なのに、
毎日、このくらいやった方がとか、
決まった時間を求められるのはおかしいと思う。

何かを習慣にするという事は、物凄くエネルギーのいる事だ

そして、
そのエネルギーの源は自らが習慣化にしたいと思う自分のモチベーションだと思う。

なので大切なのは、回数や時間、効果的にやる事ではなく、自分のモチベーションを保つ事だと思う。

元来、飽き性な僕にとって、
回数や時間を決められてやるのは物凄く苦痛である。

なので僕は、習慣化にする前は自由にやる事にしている。

あまりに抽象的な話になり過ぎているので、一つ例として毎日腹筋を習慣にしたいと思っている事にしよう。

勿論、それを習慣にしたいくらいの自分だから、最初はやる気がある。

だとしたら僕は、
初日から数日は楽しく出来る回数をやる。

回数がいっぱい出来そうなら、筋肉痛にならない程度やればいいと思う。

多分、習慣化にしようと思っているくらいだから、最初の数日はかなりの回数が出来るはずだ。

この期間を、僕は習慣化の前の

暴れ期間

と呼んでいる。

小さい頃、補助輪付きの自転車に乗っていて、初めて補助輪を外した時はバランスが取れず蛇行運転を繰り返した。

言わば新しい習慣というのは、初めて自転車に乗った時と何ら変わらない、
バランスが取れずに蛇行運転をしてしまう、習慣化前の暴れを強引にビジュアライズすると、あの蛇行運転が暴れ状態だ。

最初からバランスを取ることは、習慣化するのに得策では無いと僕は思う。

バランスというのは、その対象の事を熟知しているからバランスを取れるのであって、最初からバランスなんてうまくは取れないものだ。

習慣化にとって必要なものは、いつだって自分のモチベーション。

そして、
モチベーションを高く保つ為には、最初は自分の好きにやってみるという事だ。

その習慣にしたかった事が続き、
習慣化できた頃に、最初の頃は無駄なやり方してたなぁと思うだろう。

でもその時には、自分とその習慣にしてる対象との良いバランスと方法を見つけている。

そして思うのだ、
あぁ、あの最初の頃の無駄なやり方は

暴れ期間

だったのだと。
無駄だと気付くことが出来た、価値ある時間だったと。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?