Apple Watchを買ったら変わったもの
こんにちは、ひやまです。
先日冗談にならないくらい長時間寝てしまい、そろそろ本気で睡眠管理しなくてはと思うようになりました。
実は私は睡眠に関して10年以上問題を抱えており、なんなら大学病院に一カ月入院したこともあるのですが、根本的には解決しないまま今の年齢になってしまいました。
ですので、改めて病院に行ってもいいのですが当時の嫌な経験もあり、それ以外の方法でなんとかできるものならしたいというのが正直なところです。
そこで候補に挙がったのが「Apple Watchを買う」ということでした。
Apple Watchの機能としては自分の健康状態の管理(ヘルスケアや脈拍など)のほか、睡眠状態の計測というものもあり、自分の睡眠を数値化することで問題点を洗い出し、対処法を考えることが出来るのではないかと考えました。
ただ、正直な話そういう機能を持ったスマートウォッチには安価なもの(一万円前後?)もたくさんあり、父もそういうものを使っているので、ちょっと高価なApple Watch(3万円~)をあえて購入する意味というものを考える必要がありました。
ネットでApple Watchでできることを検索すると、Youtubeで『Apple Watchでできる100のこと』みたいな動画がたくさんヒットして、「すごい!100個もできることがあるの!?」と一瞬思ったのですが、見てみると「時計を表示できる」とか「文字盤のデザインを変えられる」とか当たり前のことばかりを無理やり100個数えたみたいで笑ってしまいました。Apple Watchで生活がどう変わるのかが知りたいのに、結局できそうなのは「ヘルスケア管理」や「睡眠管理」だけなのです。
まあ結局、私自身iPhoneユーザーですしこういうガジェットは好きなので、新品のSEと同じくらいの値段で中古のApple Watch 8を購入し、さっそく一週間程度使ってみました。すると、生活がちょっとずつ変わってきました!何が変わったかというと…!
「ヘルスケア」と「睡眠管理」です!!
まんまやないかーい!!!!
ヘルスケア管理
正確には『アクティビティ』ですかね。
「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の三項目を、毎日の目標を決めてそれぞれ計測することができるのですが、「ムーブ」は消費カロリー、「エクササイズ」は一日の運動時間、「スタンド」は毎時50分に「座りすぎは良くないので一回立ち上がって1分間のびのびしましょう!」を何回達成できたかを計測します。それぞれについてデフォルトで設定されているゴールを自分好みに変更した結果、ムーブ:200kcal、エクササイズ:30分、スタンド:8回というのがちょうどよいなと感じています。
最初は全く使う気が無かった機能なのですが、Apple Watchを装着していると知らないうちに計測されていて、「今日は達成できませんでしたね」なんて言われると「なにをー!?」とちょっとムッとしてしまうわけです。
で、この達成具合がリング状のゲージで表示されていて、目標を達成するとゲージが満タンになってリングが完成するので視覚的に気持ちが良く、「30分くらいちょっと歩くか…」と思うようになりました。もともとドラクエウォークで遊んでいて、1時間くらい時間が取れそうな日は1時間歩くのですが、そこまでまとまった時間が取れないと「今日はいいや」と思うのがこれまででした。そこに「30分でもいいから歩くか」とハードルを下げてくれたのがこの機能だったわけです。1か0かだったところを0.5くらいならなんとかできるかもと思わせてくれているのです、これってすごくないですか?なんなら10分歩くのを三回やれば30分のウォーキングになるんですよ!?(錯乱)スタンド機能も、ただ一時間ごとに立ち上がるだけでなく、ちょっと身体を動かさないと達成させてくれないのが気分転換になっていいですね。ムーブについては、会社でスタンドのたびにトイレに行って帰ってきたり、飲み物を注ぎにキッチンにいって帰ってくると自然と達成出来ています。もちろん30分も歩こうものなら完璧です。
総じて、地味ながら身体を動かすことを意識させてくれているのがとても良いなと感じました。
脈拍や心音を調べられるのも良いです。脈拍なんて健康診断のときくらいしか意識しなかったので、気軽に測定して自分の普段の状態を知れるというのが面白いですね。
あと、いまヘルスケアアプリを開いたら「心肺の最大酸素摂取量が低いです」と警告が出てきてドキッとしたのですが、グラフを見るといま低下しているのではなく普段からこのくらい低い数値のようです。自分はやたら体力がなく、ランニングなどですぐに息が上がってしまうのが悩みだったのですが、もしかしてこのせい…?だとしたら長年の疑問が解決する手掛かりを得たということになります。サンキューApple Watch!(改善しろ)
睡眠管理
さて本命の睡眠管理です。
とりあえず何をすればいいのかわからないので、初日はApple Watchをつけて寝てみました。すると、睡眠時間(何時から何時までの何時間寝た記録)や睡眠中の状態(レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠)が記録されることがわかりました。
睡眠時間については驚いたことがあり、例えば8時間寝ようと思って8時間の時間を確保しても、実際に睡眠としてカウントされている時間は6時間50分だったりすることです。確かに、布団に入ってからもスマホをいじってしまったり、意外と30分くらい眠れなかったり朝起きる時間が…などいろいろあります。根本的にそういう睡眠不足が長期間続いていた可能性がいきなり浮上してきて、ここ一週間はかなり早めに布団に入るようになりました。結果的に、8時間の睡眠を取るために9時間くらいを確保するようになっており、一週間の平均睡眠時間も8時間に近づいて日中の調子も良いです。ただ、これについては様々な”やるべきこと”を犠牲にして時間を確保しているので、今後はその睡眠時間をベースにした生活の仕方を考える必要があります。
睡眠中の状態ですが、これについてはよくわかりませんでした。というのは、じゃあ深い睡眠が何分だったのでそれは良かったの?悪かったの?どうすれば改善されるの?ということが全然わからないのです。そこで、結局評判の良かった睡眠管理アプリAutoSleep(買い切り、900円)を購入することになりました。
こちらのアプリでは、デフォルトで入っている睡眠アプリよりわかりやすい表現が使われており、また分析ページも直感的でよかったです。睡眠の評価や先週と比べてどのくらい睡眠が改善(悪化)しているかとかも一目でわかります。個人的には「深い睡眠」の時間が短いことがわかり、これを改善するために日中の活動をもっとこうしようとか、いろいろ考えるようになりました。そこで運動について考えることになり、それがフィットネスを毎日達成することに繋がって、30分でもウォーキングするようにするとか、そういう良いサイクルに入りつつあります。
あとはですね、裏技としてchatGPTに結果を報告しましょう。「Apple Watchでこういう値が出たのですが、どういうことですか?」とか「改善するにはどうすればいいですか?」とか書くと、割と面白い答えが返ってきます。chatGPTは一般的な話については強いため、一般論としてどう捉えればよいかを教えてくれます。ただし注意しなければいけないのは、あくまでAIの答えであり必ずしも正解ではないということです。医者の言うことの方が当然信用出来ますし、身近にそういう人がいるならば専門家の話を聞きましょう。あくまで一般的な話の場合だけですよ。
総括
とまあこんな感じで、予想される範囲内で生活が改善し始めたところなのですが、その予想内で予想外にいい効果が生まれている印象でした。ただ、まだ一週間経っただけなので、今後も気を付ける必要があります。
例えば、だんだん飽きてしまったりとか、「管理されていること」が嫌になってきてしまったりとか。特に飽き性なので、健康のためとはいえどこまで現状のゴキゲン状態が続くかは見ものだと思います。
あとは、腕時計型ガジェットというだけで結構テンションが上がりますね。特になんでもないのに手元で天気予報を見てしまったり、意味もなく脈拍を測ってしまったり、車を運転中にBluetooth接続しているスマホの音楽を止めたりとかのちょっとしたことが楽しいです。SEかナンバリングシリーズにするかは迷ったのですが、8はLINEなどの返信の際文字入力が出来るということで選びました。ただ、結局watchからLINEに返信することは現実的ではないですね。なので、あとは文字盤ディスプレイの縁の大きさが広い方が好みかどうかで選びました。ここは実際に家電量販店などで実機に触れてみることをオススメします。直感的にカッコイイと感じた方がアガるよね。
そして今後はなんと言ってもおしゃれを楽しみたいですねー!文字盤が気軽に変えられるので、合わせてバンドを変えたりとか、カバーを買ってきてカジュアルからフォーマルまで返信させたりとか。見た目の拡張性が高いのも、他のスマートウォッチにはない魅力だと思います。
さて、一か月後には埃をかぶっているのかどうか楽しみです。
周りにApple Watch最高だぜ!と言っている仲間もあまりいないのですが、意外とみんな使っているものなのでしょうか。もしApple Watch仲間がいらっしゃいましたら、一緒に健康になりましょう(???)
ここまで読んでいただきありがとうございました。