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世の中には圧倒的にクソみたいなガソリンをハイオクと言って売り散らかす悪徳ガソリンスタンドがありまして、そう言った存在は皆さんが考えるほど少なくはありません。今回の犠牲者はGG3P アテンザMAZDA SPEEDバージョンと言う希少車でした。
ガソリンスタンドでハイオクを入れたのにハイオクじゃ無かった。
と言うパターンは皆さんが思う以上に多々ある事なんです。
ハイオクではないオクタン価のガソリンを
ハイオクとして売ってるガソリンスタンドは全体の3~4割ほどでしょうか。
えっ?そんなに!?と思うでしょうね。
ハイオクかレギュラーかと言えばハイオクだけど
オクタン価的に診たらギッリギリハイオクな訳で
限りなくレギュラーに近いハイオクを売ってるガソリンスタンド
まで含めたら
どうでしょう、全体の6~7割はそんなんじゃないかと・・・。
だって皆さん、ハイオクかレギュラーかなんて
気付きませんよね?
普通は。
自分だって、弄ったチューニングカーやGRヤリスにでも乗っていなければ
多少オクタン価が低いガソリンを給油したって
あっこれオクタン価が低いぞ!
なんて気づくことはありません。
では、なぜそんなオクタン価のガソリンが売り散らかっているのか?
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その件に関しては、過去に書いたこのnoteに書き綴っています。
自分的にはめっちゃ売れるだろうと思っていたのに
未だにあまり売れていない記事です。笑
ただ、その内容を読んでもらえれば、なぜガソリンスタンドの大多数が
オクタン価の低いハイオクを売りさばいているのか?
その根底にある現実を知る事が出来ると思います。
っで今回は実際にクソみたいなオクタン価のガソリンを
ハイオクとして入れられてしまっていた実例を上げたいと思います。
我々ビークルフィールドのHP内BLOGでも取り上げた
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こちらのアテンザはGG3Pと呼ばれる限定車でMazdaSpeedVerです。
2.3Lのエンジンにターボが装着されたモデルで
純正でも最高出力272PS、最大トルク38.7kg-mを発生する
ハイパフォーマンスセダンです。
その車体に海外のCorkSportと言うメーカーのタービンを装着し
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同じメーカーのインタークーラーにて武装し
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さあECUの現車合わせセッティングを始めようと
ダイナパックを回し始めると、5500rpmを超えた辺りで
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「カリカリカっ」
って言う工場内のどのスタッフにも聞こえる様な音量のノッキングが発生。
グラフの赤丸バッテンの部分で盛大にノッキングが発生し
それ以上は絶対にアクセルを踏んではいけないと言う音に
反射的に右足がアクセルを離しました。
「今迄生きてきて一番大きなノッキングでした・・・。」
セッティング以外の作業と
オーナーとの商談を受け持ったスタッフが苦渋の顔です。
ん~、これメカニカル的な原因でのノッキングじゃなくって
ガソリンでしょ・・・。
ダイナパックから降ろして
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二人掛かりで既存のガソリンをすべて抜いて行きます。
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GRヤリスやZC33S スイフトでも同様の
「ガソリン抜き」
をしなければいけない事があるので
燃料ポンプリレーを強制的に動かすための回路と
スイッチが造ってあり、残念ながら良く使います・・・。
今回は燃料ホースが上側だったので
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漏斗を使って下部に流れたのを
下のジョッキで受ける為が故の二人掛かりです。
すべてのガソリンを抜き切った後
我々ビークルフィールドのデモカーでも使用している
信頼出来るスタンドでのガソリンを給油し
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再度ダイナパックへ!
4WDなので4輪へダイナパックを装着する必要があり手間は倍です・・・。
さてさてガソリンの交換でどんな結果の違いが出るのか?
圧倒的にクソみたいなガソリンを
ハイオクと言って売り散らかしていた
悪徳ガソリンスタンドの嘘っぱちハイオクは
どこまでの悪影響を及ぼしていたのか?
その目をひん剥いて刮目せよ!
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